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【山下菊二】油彩画 査定 鑑定 買取 致します

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山下 菊二
キャンバスに油彩


◎山下 菊二の芸術

山下菊二(1919年-1986年)は、戦後日本美術を代表する前衛画家であり、シュルレアリスムや社会的テーマを扱った作品で知られています。徳島県に生まれ、香川県立工芸学校を卒業後、1938年に上京して福沢一郎の絵画研究所で学びました。彼の画風はシュルレアリスムの影響を受けつつも、日本の土俗的なイメージを取り入れ、戦争や社会問題に鋭い視点を向けた作品を多数制作しました。

山下は特に、戦後の日本社会における権力や差別、天皇制といった問題をテーマにした作品を発表しています。彼の代表作の一つである《あけぼの村物語》(1953年)は、曙村で起きたテロ事件をもとに描かれたもので、リアルな描写と戯画的な表現が印象的です。この作品は、同時期に活動していた池田龍雄や中村宏らとともに「ルポルタージュ絵画」として高く評価されました。

また、1950年代には日本共産党に参加し、文化活動を通じて政治的なメッセージを発信するなど、社会的活動にも積極的に関わっていました。特に、小河内ダム建設反対運動に文化工作隊として参加し、その経験を作品に反映させました。

1970年代後半からは病気に苦しみながらも、創作活動を続け、1986年にはポンピドゥー・センターで開催された「前衛芸術の日本展」にも出品されました。山下は、社会的なテーマだけでなく、個人的な記憶や家族の影響を反映させた作品も手がけており、彼の表現は幅広いものがありました。彼の作品は、戦後日本の社会的現実と向き合ったものとして、今なお多くの美術館や展覧会で評価されています。

彼の画業は、シュルレアリスムの手法を基にしつつ、戦争や社会問題に鋭く切り込んだ作品であり、戦後日本美術において重要な位置を占めています。

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