【田村能里子】デッサン/コンテ画「私のみたネパーリー」査定鑑定買取致します

2024年8月17日 18:50

田村能里子
私のみたネパーリー
紙にコンテ
23.5×35.5cm

田村能里子（1944年生まれ）は、日本の洋画家であり、特に壁画家として広く知られています。彼女の作品は、女性の優雅さや力強さをテーマにしたものが多く、独特のエキゾチックな雰囲気が特徴です。

田村は武蔵野美術大学で油絵を学んだ後、商社マンの夫と共にインドに滞在し、そこでインドの風景や人々に強く影響を受けました。この経験は彼女の作品に深く影響を与え、後の創作活動にも大きなインスピレーションをもたらしました。

1986年には文化庁芸術家在外研修員として中国に派遣され、そこでの経験を通じて、彼女は多くの壁画を制作しました。特に西安市のホテル「唐華賓館」に描いた巨大な壁画「二都花宴図」は、中国政府から軒猿国際特別賞を受賞し、大きな評価を得ました。

その後も、彼女は国内外で数多くの壁画を手がけ、特に京都天龍寺の塔頭宝厳院での襖絵「風河燦燦三三自在」は、女性画家として初めて禅寺の襖絵を完成させた作品として注目されました。彼女の壁画は、みなとみらいホールや福岡女子大学学生会館など、国内外で多くの人々に親しまれています。

田村能里子の作品は、色鮮やかでありながらも、柔らかく温かみのある表現が特徴で、彼女の描く女性像には力強さと優美さが共存しています。

田村能里子

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