映画感想「花嫁はどこへ?」
今年観た中で、一番お気に入りの映画は?と聞かれたら、
「花嫁はどこへ?」と答えるかもしれません。
インド映画「花嫁はどこへ?」を観てきました。
ストーリーは結婚式の後、2人の花嫁が花婿の家に向かう途中で、列車の中で取り違えられるところからはじまります。
私の感想は、素直にとても面白い映画でした。
花嫁が取り違えられる?
日本に住んでいると、そんなことが起こり得るのかと思う設定なのですが、映画は2001年のインドのとある村が舞台となっています。
インドの文化に明るくない私ですが、映画を観ているともしかしたら、花嫁の取り違えは起こり得るような話なんじゃないかと思えてきました。
(今回の映画の内容自体はフィクションだそうです)
映画で描かれていたひと昔前のインドの結婚文化では、花嫁の家族は持参金を持たせて花婿に嫁がせていたそうで(持参金が足りない家もあったそう)結婚は本人や親族にとっても一大事のイベントだったんですね。
この映画が個人的にすごく良かったと思うところは、女性の自立がテーマに描かれているところでした。
古い価値観を壊し、自らの手で自分の人生を切りひらいていく女性の姿にとても勇気をもらえます。
フェミニズムな社会的テーマがありながら、ユーモアもあり、インドの文化色濃く反映されていて、すごく面白い!
インドの伝統衣装サリーの色鮮やかな色彩は、映画の鮮やかさをまとっていました。
そしてどの登場人物も共感できる要素があり、観た人はきっと登場人物の誰かに自分を重ねやすい映画なのではないかと思います。
劇中に出てきた美味しそうなインド料理に、私はものすごくサモサを作りたく&食べたくなってしまいました。
(インドの列車(私の勝手なイメージですが満員電車なイメージがあります)にもいつか一度乗ってみたい)
この映画をプロデュースしたのがインドの大ヒット映画「きっと、うまくいく」の主演アーミル・カーンです。
良い映画だったな〜。
また、おすすめの作品が一つ増えました。
最近、映画館に行きたすぎてうずうずしていたので、私は大分満たされました。
自分の小さな欲求に応えてあげることって健やかさにつながるのだと思います。
心が動く瞬間を大切に♪ それではまた!