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日本人の根っこにある武士道という存在

このご時世、海外に行くことが難しく、世界は分断化したように感じる。

各国見ても鎖国状態だ。1853年の黒船来航以前のように鎖国状態が始まっている。それは国家だけでなく、各個人もほとんど家で過ごすようになった。他人との距離を取ることで自分との距離が近くなり、内省することが増えたと感じる。

ここで今一度、日本人とはどんな民族なのか?と考える時間をとってみた。

日本人というものは奇妙な存在である。「都市伝説」では日本人がすごい民族であると位置付けられることが多い。それが常に不思議であり続けている。

近代化する欧米のあとを追って日本流に近代化を成し遂げたことや、2000年の歴史を持つ日本の象徴である天皇。世界から見たら奇妙にも思われる日本の文化・風土、日本人の性格など、挙げたらキリがない。

この日本国と日本人という民族の根っこの部分はなんなのか。今こそ考えるべきだと感じた。

結論から言うと「武士道」であるらしい。

(マンガは日本人の特権。わかりやすい。)

欧米では道徳心や倫理観をキリスト教の教義を持って学ぶらしい。学校教育の学びに宗教を取り入れることで、彼らの道徳心や倫理観が培われる。

では、日本はどうだろうか?少なくとも私は学校で必修として宗教を学んだことはない。日本は宗教から道徳心や倫理感は学ばない。武士道から学ぶのだ。

でも、「武士道」という学問を学んだつもりはないな〜と思う。どうやら、この日本国に根付いた文化や風土、社会、また日本人の遺伝子レベルから既に武士道は刻まれているらしい。人への思いやりや礼儀、正しい行いを当たり前にすることは全て武士道からきているという。

武士の台頭や封建制の始まりは平安や鎌倉時代まで遡るが、武士道というのは文書で記されたものではない。暗黙の共通規範として育ってきた。なんとなく遺伝子レベルで刻まれているのも納得がいく。

今こそ日本人である自分の心を見つめ直す時と感じている今日この頃。


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