原始時代の男は、愛する人に花飾りを捧げて初めてケモノから脱した
無用なものに繊細な使いみちを知る。花から学ぶことは大きい。
どこか心にポカンと穴が空いた感覚がある日々。自分の中で何か失われて気が滅入っていたとしても、アメリカではトランプが選挙活動をしてるし、電波が届かない山奥で修行する人もいる。世界はカオスで自分中心ではないとわかると同時に、自分の中にある小宇宙だけを信じなければならない場面もある。
自分の大事な人の命と、地球の反対側にいる見ず知らずのおじさんの命が同じ価値なのか?人によって意見や感じ方は違う。ただ常時接続のネット世界に足を踏み入れた以上、感じ方は変わってくる気がする。
花には人間と違い臆病ではなく、死ぬことを誇りとするものもある。そんな桜は日本人の心を動かすし、日本人の精神の根本に刻まれている気がする。花から学ぶこともあるけど、それでも人間は人間。逃げちゃダメだ逃げちゃダメだと思いつつ、逃げるが勝ちなこともある。