職場環境からの学び 事実/感情/思考/価値観
【思考】
僕の会社は旧態依然として発展がない。この組織で働く人の多くは変化を嫌い、改変を訴える者を嫌う。
【事実】
Webで開催予定だった研修がコロナの影響で延期になった。そもそもウェビナーといっても、支店から社員が拠点事業所に集まって、本社とリモートで行うため、密の回避になっていない。
2020年の6月、僕は組織内の会議で利用されていたSkypeからZOOMに乗り換えてはどうかと提案したが、Skypeで十分だったのか、採用されなかった。
その2カ月後、本社と支店のやり取りはZOOMを使うということになったものの、組織内ではZOOMは浸透していない。
今回の研修延期をうけ、担当部署に質問のメッセージを送信してみた。
すると電話での回答が来た。
回答はほぼほぼ想定できていたので驚きはなかった。しかし、想定外の言葉に開いた口が塞がらなかった。
担当者が言うに「このような事態になるとは思ってなかったから」
「ZOOMの導入はこれから検討されるのではないか」
「新しいテクノロジーを導入していくような組織じゃないから」
僕は話を聞きながら、口がパクパクしていたと思う。
【感情】
この期に及んで想定していなかったとは!
この担当者は何も考えてないな。
この組織の方針を決める部署にそんな人材が集まっているようでは、将来が不安だ。
【思考】
社会・世の中の流れを見て、この組織をどうすべきか考えないとだめでしょ。
幹部たちはこの担当者のように、自分たちにとって無害な社員を周りに置きたがる。
だから僕の会社はよくならない。
【価値観】
組織はアップデートしていかなければならない。
でないと経営が厳しくなる。
組織がアップデートするには社員がアップデートして、組織を変えなければならない。
という価値観がある反面、人や組織を変えることはできないということは十分理解しているつもり。
多分僕は、トレンドに適応している職場環境や仲間と仕事がしたいのだと思う。
その欲求に対して「それが全てではない」「そんな環境も許される」と潜在意識が伝えていると思った。