☕javadocの疑似コードをみたいです、仕組みの理解のために
function generateJavaDoc(sourceFiles):
documentation = new Documentation()
for each file in sourceFiles:
classInfo = parseClass(file)
documentation.addClass(classInfo)
for each method in file.methods:
methodInfo = parseMethod(method)
classInfo.addMethod(methodInfo)
for each field in file.fields:
fieldInfo = parseField(field)
classInfo.addField(fieldInfo)
outputHTML(documentation)
function parseClass(file):
// クラス名、説明、アノテーションなどを解析する
return classInfo
function parseMethod(method):
// メソッドのシグネチャ、説明、パラメータ、戻り値などを解析する
return methodInfo
function parseField(field):
// フィールドの名前、型、説明を解析する
return fieldInfo
function outputHTML(documentation):
// 解析した情報を基にHTMLファイルを生成する
writeHTMLFiles(documentation)
これは通常のコンパイラのパースと同じまたはコ
ードの流用がありますか?
JavaDocのパーサーは、通常のコンパイラのパーサーと類似している部分がありますが、目的が異なるため、いくつかの重要な違いがあります。
類似点
構文解析: JavaDocもJavaのコンパイラも、ソースコードの構文を解析する必要があります。これにはクラス、メソッド、フィールドなどの構造を識別するプロセスが含まれます。
抽象構文木(AST)の生成: 両者ともに、ソースコードから抽象構文木を生成する可能性があります。この木は、プログラムの構造を表すデータ構造です。
違い
解析の深さ: JavaDocはドキュメント生成を目的としているため、変数の型解析や完全な意味解析(たとえば式の評価や型のチェックなど)を行う必要がありません。対照的に、コンパイラはコードの全体的な正確性を保証し、実行可能なコードに変換する必要があるため、より深い解析を行います。
コメントの解析: JavaDocの主な目的は、ソースコード中のコメントからドキュメントを生成することです。このため、コメントを解析し、特定の形式(JavaDocコメント)を認識して処理することが重要です。コンパイラでは、コメントは通常無視されます。
パフォーマンスと最適化: コンパイラは実行時間とメモリ使用量を最適化するために、多くの高度な技術を使用します。JavaDocはこれらの最適化を必要としないため、比較的単純です。
コードの流用
JavaDocとJavaコンパイラ(特にJava開発キットに含まれるもの)が同じ言語で書かれているため、一部の基本的なパーサーコンポーネントやユーティリティが共有されている可能性はあります。しかし、それらは異なる目的のために特別に調整されているため、大部分のコードは専用に書かれています。
JavaDocのパーサーは、ドキュメントの生成に必要な情報のみを抽出することに焦点を当てているため、コンパイラほど複雑ではありません。したがって、コンパイラのコードをそのまま流用することは少ないですが、解析のための一般的な概念やアプローチは共有されていることがあります。