🖊谷崎と西鶴 あたり帳簿 2024年3月17日 15:37 谷川 谷崎さんは西鶴をいつ頃お読みになったんですか。谷崎 大分あとですね。幸田露伴さんが「井原西鶴」を書いたでしょう。あれを読んでからだな。それから、さっき言った小学校の先生、この人は非常に謹厳なんだけれども、西鶴のことやなんか、教えてくれました谷川 西鶴が明治以後に高く言われるようになったのは、やっぱり露伴さんの・・・。谷崎 いや、一番最初は「小説神髄」の中か何かにあるんじゃないですか。僕は「小説神髄」を読まないけれども・・・。 Amazon.co.jp: 西鶴の感情 (講談社文芸文庫) : 富岡 多惠子: Japanese Books Amazon.co.jp: 西鶴の感情 (講談社文芸文庫) : 富岡 多惠子: Japanese Books amzn.to ---この間、青野先生にお会いしたとき話が出たんですが、志賀先生の文体には西鶴が谷崎潤一郎 ああ、西鶴は入ってる。志賀直哉 好きだからね。別に学んだというつもりはないけれども、好きだったね。谷川 西鶴の文体の影響が出てくるのは、すこしあとからじゃありませんか。初期からじゃないでしょう。志賀 西鶴というものは、ある時代には読んじゃいけないものだ、という気がしてたんだよ。その頃は内村鑑三さんの所なんぞにいっている頃だからね、誘惑になるというんでね。ところ虎の門の近くの骨董屋に西鶴全集が二冊あったんだよ。読んだ当時と違って、今読むと谷崎は小説家というより石ノ森章太郎みたいに見える。そうするとここで出てくる西鶴は北斎みたいなもんで、戦後で海外で見直される。 好色一代男|要約・解説・原文(一部) - 日本文学ガイド このページは『好色一代男』の解説と原文の一部を紹介します。 koten.sk46.com ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! お願い致します チップで応援する #文体 #小説神髄 #谷川 #西鶴 #谷崎