#11 地形を撮って貼り付けて脳筋バーサーカーを導いていく『Berserker and Thumbnail Maker』
ダンジョン内を動き回るバーサーカーを誘導して、ゴールの扉まで導いてあげるパズルゲーム。勝手に動くキャラクターを誘導するというシステムは別段珍しくないのだが、このゲームのちょっと変わってるところは、マップの地形をスクショして貼り付けることで、マップ構造を自由に作り変えてしまえるという部分にある。
例えばバーサーカーの行く手をブロックが塞いでいた場合、ブロックのない地形をスクショして、それをブロックの上から貼り付ける。そうすることによってブロックはなくなり、バーサーカーが前へ進めるようになるというわけ。ゴールが高所にあるならば、梯子をスクショしてきて貼り付ければいい。もちろん、逆に足場へ穴を空けて下に落ちるよう誘導したりもできる。
自キャラである瞑らな瞳のサムネイルメーカーくん(撮影した時に眩しくて目を閉じちゃってるのカワイイ)は、梯子を登ることができないが、ブロック1個分ならジャンプできる。ジャンプ中に地形を貼り付けたり、自分で足場を作って高所へ上がったりすることで、自由な発想でマップ構造を作り変えていくことができる。ゴールへの道のりは一つではないということ。
残念ながら本作はゲームジャム作品のため、最適解が見えやすいシンプルな作りのステージばかりなのだが、このシステムを応用すれば、プレイヤーの数だけ解答のある素晴らしいパズルプラットフォーマーが生まれるのではないか。誘導対象を猪突猛進なバーサーカーにすることで、キャラクターがただひたすら直進していくゲーム的不文律の整合性を取っていることにも感心した。
プレイ時間:10分くらい
ココイチでカレー食べます。