なぜ複数の大手企業を辞退し、ベンチャー企業を選んだか?① -内定獲得編- 22卒
こんにちは。現在、大学院で薬学を専攻している「ろどりげす」と申します。私は大手企業(めちゃ給与の良いSIer企業、最大手の通信キャリア企業や優れた創薬力を持つ製薬企業の専門職等)計7社から内定をいただきました。
私が就活を通して得た知見や学びを共有するとともに、給与を取るか、安定性や専門性を取るか。多くの選択肢を与えられた中でなぜ、この選択をしたのかお伝えしたいと思います。
内定をもらえるか不安に感じている方。大手かベンチャーかで悩まれている方の参考になれば幸いです。
どうしたら内定をもらえるか?
どの企業にするかを選ぶにあたり、まず選択肢を多く持たなければいけないと思います。私は基本的に内定は複数取るべきかと思います。(既に特定企業への強い入社意思があれば別かも、、)
いくら内定を貰っても行ける企業は1社のみです。様々な選択肢が与えられた中で決断することは本当にしんどいですし、その選択で正しいか不安になります。しかし、それ故その選択肢を最適解にしようと今後、努力できると考えるからです。やっぱあそこにすればよかった、、と後悔するなんて悲しいじゃないですか笑
だから、内定先はどこでも良い訳ではなく少なくとも決断に迷う企業や内定辞退が悔やまれる企業の方が良いと思います。
いきなりですが、就活無双ってよく聞きますがどういう状態のことでしょうか?
内定を大量に持っている状態でしょうか?私はそうは思いません。私の考える就活無双とは、自分に合った企業は必ず通り、自分に合わない企業は必ず落ちる状態です。自分に合わない企業に行くことになったら、両者とも不幸じゃないですか? 企業ごとに求める人物像は違います。どの企業からも内定をもらえる人というのは、果たして幸せなのでしょうか? そして、本当に自分を伝えられているのでしょうか?(有名企業○社通った!とか○○社通ったなんて、せいぜい学生の時くらいしか自慢材料になりません。そんなことのために時間を使うのはもったいないです。)
では上記の意味での就活無双をするためにはどうすれば良いでしょうか?
それは非常にシンプルで自分の価値を正確に相手に伝えることです。
そのためには、他の人と差別化を図ることと自分についての知識を深めることが重要です。(もちろん、自分に合った企業、業界かの見極めも重要です)
・1.他の人と差別化を図ること
就活では一つの企業に大量の就活生がエントリーします。その中で、就活生Aにならずに「自分」を確立しないといけません。どうしたらユニークな存在になれるか?を問い続け、挑んでください。マイナビやリクナビ等で発信されている就活ノウハウは有効で正しい情報だと思います。しかし、一般化するリスクがあることを念頭においてください。
私の場合、逆質問では絶対に企業についての質問はしないようにしていました。私の時は企業の細かい事を聞いて、志願度をアピールしよう!とか言われてましたが、そんな事したらただの知識の発表会になってしまうなと、、、
就活生全員にとっての正解はないと思います。個々人ごとに思考や価値観、強みや弱みが異なります。自分が最も発揮できるスタイルを自分自身で見つけてください。
1000人が参加するゲームで勝者30人に入るのではなく、自分だけが参加するゲームを作り、自分が残るか落ちるかの勝負に持ち込んでください。それが一番外的変動を受けず安定する戦い方だと思います。競争で勝つために競争しないこと。これが私の就活の必勝法です。
また、他の人と差別化を図るということは、行動面も当てはまります。私は情報収集の際、他の人とは異なる情報源から情報を取ることを心がけていました。
例えば製薬企業に対しては、もちろんホームページの情報やIR情報等も見たりすることもありますが、主にその企業で働く社員さんや同業他社で働く社員さんに可能な限り多くインタビューをしたり、薬事日報(医薬品産業総合紙)やAnswersNews(製薬業界のニュース解説メディア)等から情報を仕入れていました。
また特定業界の理解を深めるためにその業界の企業だけでなくその周辺業界のインターンに参加したりして、その業界をミクロ・マクロ両方の視点で捉えることを意識していました。
そこで、この業界の競合となる業界はどこか? それぞれの業界はどう繋がっているか? 業界特有の課題を解決することができる業界(企業)はあるか? 似た構造をとっている業界はどこか等を自分なりに考えていました。
これらは非常に効果がありました。とある面接で面接官さんから「よく知ってるね!ここまで知ってる人初めて見た。IR情報くらいまでは抑えている人はいるんだけどね、、すぐにでも活躍できそうだね」と言われました。私はIR情報の前にホームページの内容も軽くしか知らないのですがね、、
・2.自分についての知識を深めること
そもそも、差別化を図るためには自分自身の特性を知っていなければいけません。
就活において、自己分析はもっとも重要なものの一つであると考えます。
よく、「自己分析終わったー」とか「〇〇までに自己分析を終わらせて、、、」とか言う話を聞きますが、私は自己分析に終わりはないと考えています。
(私は就活の期間、徹底的に自己理解に努めました。ある程度、自身について理解できましたが、完全には今もまだ分かっていません。)
自己は、コアのような不変のものと、その外側の変化していくものがあると考えています。新たな考えや経験、知識に応じて自己は変化していきます。
就活初期、私はこれまでの先輩と同じように自分も製薬企業に行くものだと思っていましたがその時点での自分と様々な業界へインターンにいき、多くの方と話し、多くの知識をつけた今の自分とでは全然考え方や物事の捉え方、価値観が大きく異なっています。
それに、自己とは自分自身だけから見える部分と自分以外の人から見える部分があります。
これらのことから、自己分析はいつまでも完結せず、ましてやこれまでの自分の経験からのみで分かるものではないと思います。
もちろん、自分の過去を振り返り考えることも重要ですが、今まで関わったことのない多くの人と話し、自分に馴染みのないインターンやコミュニティ等に参加する等、新たな経験や知識を積んで自己理解を深めていってほしいと思います。
そして変わらないコア部分を見つけ、今に囚われず変わりゆく自分を常に捉え続けていって欲しいと思います。
私は、就活という人生イベントで初めて、ここまで深く自分を見つめました。就活は単に入社先を選ぶためのイベントではなく、自分自身に真剣に向き合い自分の人生を自分のものにするためのイベントだと思います。極論、それができたらどこにいっても正解ですし、それができなかったのであればどこにいっても正解はないのだと思います。
私は、これからもずっと更新される今の自分に向き合い続けるのだと思います。
余談ですが、私は就活を通して「学生時代力を入れたこと」以外はテンプレートなるものを作っていませんでした。その時のありのままの想いや自分を伝えていました。
就活中、ずっと問い続けて欲しい4つの質問
就活中、ずっと問い続けて欲しい質問が4つあります。多くの就活生に同じ質問をしてきましたが、この質問に答えられた人は、全員自分の思い通りの就活をしていました。
ぜひ、就活中問い続けて見てください。
・1.何を成し遂げたら、自分が死んでも良いと思えるか?
は?何言ってんだ?って思いましたか? 私も思いました。これは就活を初めてすぐの頃に登録したinteeというサービスの最初の面談で柳瀬さんという方から投げかけられた質問です。
私も含め参加していた就活生の全員が、この質問にキョトンとしていたのを今でも鮮明に覚えています。
(一生懸命考えて、答えたんだろうと思いますが、、当時なんて答えたか覚えていません。。。どうせ、浅い事を答えたんだろうと思います笑)
当時はわかりませんでした。しかし、今ならその質問の重要性がわかります。就活は、この質問に対する自分だけの答えを見つけるためにあるのだと思います。そして、その過程で多くの選択肢を手にし、最終的にその中から今の企業を選ぶことができました。
だから、私も同じ質問をお尋ねします。これから就活を始められる方は、その答えを探してきてください。見つけた頃には、良い結果が待っていると思います。
・2.「自分」の就活ができているか?
就活は誰のためにあるか?それは勿論自分のためです。
当たり前の話ですが、ここがブレる時が私自身ありましたし、周りの就活生を見てもうまくいっていない人ほどブレブレです。
就活では、思い通りに行かないことが沢山あります。行きたいと思ったインターンに参加できなかったり、本選考で落ちてしまったり、、
そういう事が積み重なると、企業に擦り寄り、合わせるような発言が多くなったり、先輩の過去の質問対応や誰かの発言を模倣したり、、
しかし、そういう事をすればするほど良い結果は得られません。仮に上手くいったとしてもそれは自分が掴み取ったものではなく、自分ではない「何者か」が掴み取ったものです。
また、周りから多くのことを言われると思います。この企業はだめとか、この業界は衰退するから、、とか。ここの企業はいい。とか、この業界は伸び代があるだの、、、
かく言う私もまだ、惑わされることはあります。でも結局、自分の道は自分で決めるべきです。だって、他の人は自分の人生に責任をとってくれませんから、、自分の人生の責任を取るのは自分です。
一番簡単な生き方は、自己を他者に預け、意思決定を放棄する事です。だから誰かの指示に従った方が楽です。しかし、意思決定権を放棄した瞬間、自分が自分ではなくなり、失敗した時の負債だけが残ります。(だから、私の話も参考程度に捉えてください。)
因みに、私の周りでは就活は企業が優位だと考える就活生が多くいました。その人達の多くはあまり良い成果を残せていません。私は就活生が優位だと思ってます。確かに合否を決めるのは相手ですが、企業を選ぶ権利は常に就活生にあります。エントリーするかしないか、ESを出すか出さないか、面接を受けるか受けないかは就活生のに決定権があります。ESも面接も就活生のために企業が時間をとっています。(少なくとも、形式上は向こうが時間をとってくださりありがとうございます・・とか言ってますし笑)
就活は、自分が優位で選ぶ権利は自分にある。相手が誤った判断をして機会損失を生じないように面接でしっかり話してやる。くらいの烏滸がましさがあった方がいい気がします笑
私は烏滸がましかったので、面接の結果が出る前に内定でた(はず)とか人事がまともなら次〇次選考とか言ってました。 (まあ、数社予想を外したんですが笑、その時は話した人達が爆笑してくれたので、やったぜ!ウケたウケた!とか思ってました笑)
・3.就活は楽しいか?
就活はめんどくさいし、大変です。しかし、決して嫌なものではなく、楽しいものであると思います。
楽しんでやっている人ほど、うまくいっている印象があります。
・上手くいっているから楽しいのか。
・楽しんでいるから上手くいっているのか。
因果関係はわかりませんが、私は後者であると思います。
自分が選ぶ側だったとして、怯えていたり焦燥感が伝わってくる人より、楽しそうに自信満々に話している人の方が魅力的に感じるじゃないですか?
私は、就活を通して自分の馴染みのない分野の方々や本来だったらお会いできないような役職の方々と多く話すことができました。インターンで色々な企業のことを知ることができました。これらは、未熟でどこにも所属していない就活生ならではの特権だと思います。こんな待遇は、この時だけの気がします。だから、この機会を最大限使い、恵まれていることを自覚し、楽しく就活をして欲しいと思います。
私は、この恵まれた状況を活用し、今まで自身がとても狭い世界で生きていたことを自覚する事ができました。
世の中には、色々な仕事があって多種多様な人達がいることを知りました。就活を始める前や初期の頃は、日本はオワコンとか。今後、仕事がなくなるとか、、年金や終身雇用が崩壊するとか暗い話ばかり耳に入ってきて怯えていましたが、就活を終えてそんなことはどうでもよくなりました。全ての職業の方が、それぞれの役割、立場のもとより良い社会を実現するために働いています。率直にかっこいいと思いましたし、自分も微力ながらでも貢献したいと思いました。今は、そんなこと言いたいやつは言っとけしか思いません。
また、自身の仕事に責任とやりがいを持ち働かれているような尊敬できる人達に多く出会えたとともに、尊敬できない人にも多く出会えました。自分がそうならないためにどうするべきか。それを考えることができたのも就活をして良かったものの一つです。
私は薬学部だったということもあり、本当に狭い世界で生きていました。
私がおすすめするのは、特に理系の方は自分の専門外でちょっと面白そうと思う領域にも目を向けるようにしてください。
門前払いではないかと思われるかもしれませんが、なかなか歓迎してくれます。逆になんで来たのかすごく興味を持ってもらえます。(この点は専門に特化した学部である薬学部で良かったなと思った点です)
そもそも、働いている方々からみれば、私たちが大学や院で培ってきた専門性なんて入門クラスの気がします。新卒なんて基本ポテンシャル採用で、専門性を問われるのは中途ですからね
話が長くなりましたが、幼虫が、蝶になるときに蛹になるように、今まで創り上げてきた自分の価値観や考えを大切にしつつ、それを破壊しまた、新たに作り直す。就活は蛹の期間だと思います。
それに、就活は今後(少なくとも数年の)人生を決めるイベントです。感情論になりますが、眉間に皺寄せながら選んだ企業に行くなんて嫌じゃないですか、、笑
・4.胸を張って、言える「学生時代最も力を入れた事」はあるか?
学生時代に力を入れた事。いわゆる学チカは大事だと思います。実際、どの企業でも聞いてきますしね。
学チカは定量的な要素を入れろとか、ユニークなエピソードにしろとか、チームワークを発揮したエピソードにしろとか多く言われていますが、いずれもそこまで重要ではないと思っています。
勿論、わかりやすく正確に相手に伝えるためのテクニックは重要ですが。。
私が最も重要だと考えるのは、自信を持って胸を張り伝えられるか?だと思います。
考えてみれば、当たり前ですが学生時代最も力を入れた事を聞いているわけです。最も力を入れた事を自信満々に話せないのであれば、それは最も力を入れた事なのか?となりますよね。
私のエピソードは一貫して研究についてでした。ありふれたテーマですよね。。。しかも定量的な要素なんて入れてません。
差別化を、、とか言ってたやん。。と言われそうですが、ちゃんとできてます。
他の就活生より遥かに研究に打ち込んだ自信があるので!
とある面接で、「他の人たちのことはわからない。でも、私より研究に打ち込んだ同世代はいない」と答えた時、面接官さんが、「研究の事を話してくれる人は多いけど、ここまで自信を持って話してくれた人はいなかったし、誰もいないと言い切れるだけの取り組みや葛藤、努力量が伝わってきた。本来そこを確かめるために深掘りしないとなんだけどね、、」と話してくれました。(後日、その企業さんからは内定をいただき、あの面接官さんがイチオシしてたよ。あんな楽しそうに話してたのは見たことない。と人事さんが話してくれました。)
それに、誰にも負けないものがあればそれが自分の支えになりますからね。これで通らない訳はないし、もし通らないのであれば自分には無理な企業なのだろうと思えますから。
エピソードの内容よりも、誰にも負けないと心から思えるもの。それが一番自分を伝えることができ、差別化を図ることのできるものだと思います。
ただ、上記でも述べましたが、それだけでは不十分でわかりやすく正確に相手に伝えることは重要です。相手に伝わらなかったら意味がありません。そのための努力は怠ることのないようにしてください。
ちなみに、学チカを一本のエピソードで挑むことのメリットとして話す機会が多くブラッシュアップしやすいことがあります。
私も夏は多くの企業のインターンに落ちましたが、面接を重ねていくことで徐々に通過率は高まり、冬以降は面接は9割くらいの通過率になりました。
(その頃には相手のリアクションに応じて、伝えたいことは一貫して同じですが話し方や内容をその場で変えることもできるようになりました。)
ただ、勿論デメリットもあるかと思います。複数で挑んでもいいと思います。しかし、胸を張って言える内容か?と言う観点は大事にしてください。
就活に関する誤った3つの認識
次に、私の考える就活に関する誤った認識を訂正したいと思います。
・1.就活は嘘つき大会だ。
何度も先輩達や友人からこの話を聞いてきましたし、就活初期の頃は思ってました。
でも、そんなことはありません。私は嘘をついてとった内定は全く価値のないものだと思ってます。
確かに企業は時として、建前や嘘(表現を変えミスリードを誘導する行為も含め)を並べてきます。でも、それは騙される方が悪いです。企業のせいではなく、見抜けなかった自分のせいです。当事者意識を持ち続け、意思決定権を少しも譲り渡さなければ、これは大きな問題ではないと思います。
また、それに対抗して自分も嘘をつくべきとか、つかなければ他の就活生に負けるとか言う話は全く違うと思います。
そんな話に惑わされず、ありのままの自分を出せば良いと思います。
(完全な余談ですが、「企業に第一希望ですと言うのはマナー」とか「数百万社ある中で、エントリーした企業はほぼ第一希望だ」とか面白いですよね笑 言った人はセンスがあるなと、、この発想自体は大好きです。)
私は第一志望群ですとかいう気持ち悪い言葉は使ったことはありません。群ってなんだよと、、笑
自分に嘘はつかないと決めていたので、第一希望じゃないならちゃんとそう言ってきました。それでも、選べるだけはもらえました。
ただ、絶対に嘘をつくなと言うことではありません。
「自分が自分自身を否定していないこと」「心から自分がその内定を勝ち取ったと喜べること」と言う条件がクリアされるのであれば良いと思います。
私は、それが満たせなかったため嘘をつかなかっただけで、就活はその人の考えや価値観によってストラテジーは大きく変わっていくかと思います。
上記の面白い発想が無意味なのは、どちらもそれが自己擁護のための言葉であるからです。
・2.就活は運ゲーである。
これもよく聞きます。でも、そうではないと思います。百歩譲って運ゲーだったとして、だから何になるのでしょうか? 運ゲーだから仕方ないと言い訳をして、自己擁護するのでしょうか?
しかし、運ゲーになる人は一定数いると思います。それは自分自身に向き合わず企業に合わせにいく人たちです。
企業に合わせに行けば行くほど、自分ではない「何者か」が誕生します。企業ごとにその何者かを使い分けるため、演じきれません。そもそも、その企業に合わせて作り上げた何者かが企業に合っている保証もありません。
企業ごとに求める人物像を公表していますが、ある機会で人事の方とお話しした際「実際に求めている人は違うんだよね。方向性はそうなんだけど、当たり障りのない表面的な事を書いている。本当の事を書くとみんな同じような人になるからね、、」と言っていました。
これはあくまで一例ですが、仮にそれが本当に求める人の特徴であっても合わせにいった偽物とその特性をもった本物とではどちらが勝つかは明らかです。
何度も言いますが、就活では「自分」で勝負してください。そして自分を、そしてその価値を正確に企業の方に伝えてください。そうすれば、落ちるとこは絶対落ちます。受かるところは絶対(少なくともかなりの確率で)受かります。それが運の要素を最小限にし、安定的な結果を生む唯一の方法だと思います。
・3.就活はメンタルがやられる。
やられません。てか、やられるな!と思います。
メンタルがやられている中で、いい結果なんて得られる訳がありません。
就活で思い通りの結果が得られないことなんて沢山あります。周りと比べて落ち込むこともあるかもしれません。自分が通用するのか不安に駆られることもしょっちゅうです。
でもそれらのことで、自分に価値がないと思うのは違います。自分の価値を一番知っているのは自分です。
自分の価値を自分で否定した瞬間終わりです。自分の価値の評価を外部に委ねないでください。それは甘えです。
商品を買うときだって、売り上げNo1とか、新発売!とか満足度1位!とかデカデカと書かれているものに目がいくじゃないですか? どんな状況になろうが、自分という商品を堂々と売ってください。あなたのタグはなんですか?(自社調べならぬ、自己調べでもいいですよ笑)
そして、後は結果をもって自分の価値を自分自身で証明してください。
最後に
結局、私が言いたいことは一貫して自分の人生のための就活をしろ!
そのために自分自身を持て。自己限定を、自分の人生を自分以外の何かに委ねるな! と言うことです。
就活において一番時間を割いて向き合うのはマイナビやリクナビ等の情報でも就活のことを偉そうに話す誰かでも、企業でもなく自分自身です。
だって、売り込む商品は自分自身ですから。
よく就活はマッチングとかお見合いとか言われています。それも間違いではないと思いますが、私は「自分という商品の営業」がピッタリきます。(個人的にマッチングというと気持ち悪いし、相手に合わせにいく感が強い相手依存の印象があるなぁーと、、そんな言葉遊びはどうでも良いんですけどね笑)
まず、自分自身を理解し、自分以外の因子についても目を向ける。例えば企業や業界の理解を深める。それは市場調査やニーズ調査みたいなものです。他の人の就活の話は、効果的な宣伝法を知る。そんな感じだと思います。
自信をもって、自分の一押し商品である「自分」を売ってきてください。購入希望者は思いの外多くいます。良い結果になることを願っています。そして、自分の就活の答えを見つけ、お前のここの話は役に立ったが、ここの話は間違っている!と否定してください。そうなれば、私にとってこの記事を書いた甲斐があります。