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従業員参加型ボランティア活動のすすめ|気ままに労働雑感
先日、ある金融グループが実施するボランティア活動に参加してきました。
東日本大震災で津波被害が大きかった宮城県岩沼市において、防災林の育樹をする活動です。
首都圏や関西圏から同グループの役員・従業員とその家族など約200人が集まり、約2時間にわたって「草むしり」をしました。
同グループが被災地に対するボランティア活動を開始したのは2013年。
2014年には地元の中学生やボランティアの人たちとともに苗木を植樹し、それ以降は毎年1度、役員や従業員などの有志が現地を訪れ、苗木を覆うほど成長してしまった雑草を丁寧に取り除いています。
今年度は、同グループ社長の挨拶に続いて岩沼市の副市長が謝意を述べたのち、作業がスタート。
強い日差しが照り付けるなか、参加者は汗をぬぐいながら鎌を振ったり、雑草を引き抜いたりしました。
参加者それぞれが取り除いた雑草は、協力しあいながら数カ所に集めました。
印象的だったのは、参加者の「一体感」と、従業員の子どもたちの生き生きとした表情です。
参加した従業員は、所属や年齢、参加回数もバラバラでしたが、防災林づくりを通じて被災地に貢献するという1つの目標を共有し、それぞれが一生懸命に作業を行っていました。
このような従業員参加型の社会貢献活動は、帰属意識の向上につながる取組みだと実感しました。
その地域における企業イメージのアップも期待できます。取り組む内容や規模は、企業の業種や規模などによってさまざまだと思いますが、人材の定着対策の1つとして、実施を検討してみてはいかがでしょうか。
労働新聞編集長
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