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トヨタの“強靭さ”の理由は個人の考え抜く力と姿勢|気ままに労働雑感

弊社は10月21日に、労働新聞の創刊70周年を記念するオンラインセミナーの第一部を開催しました。
多くの方にご参加いただきまして、ありがとうございました。

当日は、元自動車総連会長で元連合副会長の加藤裕治弁護士に、「トヨタ、その『強靭さ』を育んだ歴史」とのテーマで、コロナ禍においても未曽有の利益を上げているトヨタの強さの秘密を語っていただきました。

加藤弁護士は、トヨタでは働く一人ひとりが「強靭」であり、その強さの源は、「カイゼン」を軸とした考え方にあると言います。
トヨタを強くしたといわれる「トヨタ生産方式」を機能させるうえで大きな役割を果たしたのは、労働者一人ひとりによる絶え間ないカイゼンだと指摘しました。

トヨタで働く人は、決められた作業をマニュアルどおりにこなすのではなく、常に自分の作業がより効率良くならないかなどを考えながら仕事をすると言います。
そうした思考を社内に浸透させるための仕掛けとして、「創意工夫提案制度」を挙げました。
作業方法に関する工夫(カイゼン)を提案すること自体を評価する同制度の導入などによって、日々とことん考える人間を育てているそうです。

セミナーではこのほか、「考える人間」をつくるために労働組合が実践している取組みについても紹介していただきました。

当日の講演内容は、労働新聞電子版にアップしましたので、日程のご都合などで参加いただけなかった方は、ぜひご覧ください。

労働新聞編集長 金井 朗仁

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