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現場取材――コロナワクチン接種開始|迷想日誌

いよいよ、新型コロナワクチンが、納入、接種開始となりました。
記者クラブで入手した一部情報をご紹介しますと、国内で初めて新型コロナワクチン接種を受けたのは、東京目黒にある国立病院機構東京医療センターの新木一弘病院長でした。先週2月17日午前9時ごろのことです。

同医療センターに納品されたワクチンの量は、「195バイアル×2箱×6回分=2340回分」で、簡単に言えば1170人分とのことです。
17日中には、同病院長に続いてその他の医師、看護師など12人に接種しました。

同医療センターでは、先行接種として800人、トータルで2000人程度の事務員を含む医療従事者に接種する予定としています。
事前に実施された囲み取材で、同病院長は次のように見解を述べました。

「このワクチンによって、患者、家族の皆様、また職員が安心して医療を提供できるようになります。安全で安心して医療を提供できるようになるということを心から期待しています。大変重要なワクチンを最初に受けることができることに大変喜んでおります。また安全で安心して受けられる体制の一歩に貢献できれば大変ありがたいなというふうに思います。ワクチンについては副反応も報告されておりますけれども、この先行接種という事業を通じて、国民の皆さんが安心して受けていただけるだけのデータが得られることを期待しています。」

先週の第一号接種のあわただしい現場取材の様子です。
世界的には、かなり遅れての接種開始ですが、必ず効果が発揮され、感染予防につながっていくものと期待できます。欧米と比較して、桁違いに感染、死者が少ないことを考えれば、多少接種が遅れても問題はありません。

日本でのワクチン接種開始を見込んで、日経平均株価も3万円台突入に成功しました。
コロナ禍以前から3万円台が見えていましたが、このところ予想以上の速さで挽回している感じです。
緊急事態宣言が解除され、接客関連サービス業の景気が戻ってくれば、さらに期待が高まります。東京オリンピック・パラリンピック開催も間近です。明るさが増してきたように感じます。

労働新聞編集長 箱田 尊文

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