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「新型コロナ感染症」の実態|迷想日誌

コロナ騒動はいつまで続くのでしょうか。
厚生労働省は、3月5日時点で新型コロナウイルス感染症の実態をまとめていますので、ご紹介します。
結果的にあまりに「恐れ過ぎ」という感があります。

まず、「感染者数」ですが、43万1740人で、全人口の約0.3%です。
ちなみに、アメリカ3000万人、イギリス430万人、フランス480万人、ブラジル1300万人、インド1250万人など、2ケタ違っています。

感染症と診断された人のうち、他の人に感染させているのは2割以下で、多くの人は他の人には感染させていないと考えられています。このため、感染防護なしに3密(密閉・密集・密接)の環境で多くの人と接するなど、1人の感染者が何人もの人に感染させてしまうことがなければ、流行を抑えることができるとしています。

さて、重症化や死亡する割合については、初期と比べてかなり低下しています。
昨年6月以降に診断された人の中で重症化する人の割合は1.62%です。
50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%となっています。死亡割合は0.96%で、50歳代以下0.06%、60歳代以上で5.7%です。昨年4月までの重症化率は9.8%、死亡率は5.62%でした。

軽症の場合は経過観察のみで自然に軽快することが多く、必要な場合に解熱薬などの対症療法を行っています。
呼吸不全を伴う場合には、酸素投与やステロイド薬・抗ウイルス薬の投与を行います。
改善しない場合には人工呼吸器等による集中治療を行うことがあります。
治療法が確立したこともあり、入院者が死亡する割合は低くなったとしています。

ワクチンは、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱などが見られるケースがありますが、症状の大部分は数日以内に回復しています。
接種を行う期間は、令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定です。

「例年の新型インフルエンザ感染状況」(昨年は例年と異なります)と比較してみましょう。
インフルエンザ感染者は国内で推定約1000万人いるとされます。
直接・間接的にインフルエンザの流行による死亡数を超過死亡概念で推計しますと、約1万人とされています。
今回の新型コロナウイルス感染による死亡数はこれまでに9226人です。
日本では、インフルエンザとほぼ同じ状況と考えられます。

労働新聞編集長 箱田 尊文

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