【第6話】一本橋その2

どうも、Pechiです。
前回2回も補習となった一本橋ですが、
果たしてうまく渡れる日は来るのでしょうか?


体も心もボロボロ

実は2回目の一本橋で転んだ際、
バイクと壁(第5話参考)に挟まれる形になってしまいました。
その時、腕を変についたのでしょうか、
左肩を痛めてしまいました。
この痛みは今はだいぶ落ち着いたものの、
1ヶ月以上引きずるような大きなケガになってしまいました。
本当にケガだけは避けたいものです。

肩も痛いけど心が一番痛い。
もうやめたいよ…最初のうちにやめればよかったのかな。
こんなにできないなんて、もう無理だ。
2回ダメだったらやめたい、と言っていたのです。


隣にずっといてくれた


辛い思いを全部ぶつける私にSHEINさんは怒ることはありませんでした。
ただ、家庭から笑顔が以前より消えました。

「辛い、やめたい、もう嫌だ!!」
『夢は、将来二人でツーリングすることなんだ。
 やめないでほしいけど、そんなに辛いなら反対はしないよ。
 せっかく乗るなら安全に乗ってほしいから、
 どんなに時間とお金がかかっても気にしないから。』
と、隣で支えくれているにも関わらず、
「スムーズにできる人には私の気持ちなんて分かるわけがない!!」
といった言葉しかぶつけられない私のそばから
離れないでいることの辛さは計り知れないものでしょう。

夜になれば毎日のように泣きはらして、
朝になればとぼとぼと出勤する私を見て、
何を思っていたんでしょうか…。


秘密の特訓


私の辛い教習の状況をSHEINさんの友人(第1話参照)も知っていました。
そこでSHEINさんはその友人に特訓をお願いしました。

実はその友人、MTの原付を少し前にゲットしたのです。
つまり、普通車の免許がある私でも乗れるということ。

しかも原付なら私でもスイスイ運べるし、
MTだから慣れないシフトチェンジの練習にもなる!
それと、感覚は違うものの一本橋の練習もできる!

『少しでも私が乗れるという感覚を持ってほしい。
 せっかく始めたことだからやめないでほしい。
 みんな協力してくれるって。』

私は本当に恵まれていると思いました。
もう少しだけ続けてみようという気持ちが沸いてきました。

早速週末に特訓のお願いをすることにしました。

特訓は、ホームセンターから板を買ってきて、
それを橋に見立てるというもの。
本番より狭いけど繰り返し練習することで
後半はだいぶスムーズにできるように。

ここまで面倒をみてもらい、SHEINさんと友人には
本当に感謝してもしきれません。


練習、それは自信をつけること


全くできなかったことができるようになるというのは
本当に世界が開けた感じがします。
頑張れる気持ちが出てきて、次の教習に向かえるようになりました。

次はいよいよ一本橋クリアーなるんでしょうか?
(思ったより長くなってしまったので一旦区切りまーす!)

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