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mikiluna
君がいなくても 散文詩#31
ネガティブな感情が心を埋め尽くす時がある。
そんな時、僕はいっつも夢を見に行くんだ。
その夢は現実とあまり変わらない世界。
空なんて飛べないし、知らない世界にもいない。
ただ、僕の家で君と一緒に居るだけ。
今までの思い出の場所を巡ったりして
一緒に楽しく過ごすだけ。
窓から差し込む朝日に鬱陶しさを感じながら
君がいないベッドにおはようと言う。
大丈夫。
現実で会えなくても大丈夫。
夢で会える、それだけで前を向けるから。
君は多分、僕が下を向いていたら
力尽くでも上を向かせる。
そんな君から夢で元気をもらえるから。