ぞうきん 散文詩#14

どんどん僕が干からびる。
今までの僕がなくなっていく。
僕に水を継ぎ足す。
でも一気に入れてしまえば溢れてしまう。
だからゆっくり、じわじわと染み込ませ
慣らしていく。
でも、その新しい水の入った僕は僕なのか。
それは僕。
水が変わっても吸い取る器は同じ。
中身が変わっても僕は僕。
過去も未来も僕のまま。
どうあろうが僕なのだ。

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