寒露
10月8日から二十四節氣の「寒露(かんろ)」
となりました。
暦便覧によると
「陰寒の氣におうて、露むすび凝らんとすればなり」。
秋分が過ぎた今、
自然界では冬至に向けて陰が増えています。
そして、寒さが増していく…
今は、そんな季節なのです。
自然界に目を向けてみると
野草に冷たい露が宿る。
これを寒露と呼びます。
そして、空氣が澄み、
夜空を見上げると陰の象徴である「月」が
綺麗な姿を見せる。
8月7日に立秋を迎え、
秋ももう終わりを告げています。
2週間後には秋から冬の変わり目である
「秋の土用入り」を迎え、
その約20日後の11月7日は立冬。
冬が始まります。
今年はお彼岸後、一氣に氣温が下がりましたね。
最近は10月10日ごろまで
夏日であることも多かったので。
からだがまだ寒さには慣れていません。
寒邪は特に肌表面や5首(両手首、両足首、首)から
侵入すると言われています。
ここを冷やさないように注意してください。
寒露で寒さを意識する。
暦を上手に利用したいですね。