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勝手に翻訳!スペイン史①

はじめに

Historia de España というサイトから引用した、イベリア半島の歴史に関する文章を、スペイン語から日本語へ勝手に翻訳していきます。

記念すべき第一回は、Emirato de Córdoba についてです。

なぜいきなり8世紀からなのかと思われるでしょうが、理由は至極単純。
私の推し国家が後ウマイヤ朝だからです。(´・ω・`)

原文&和訳

Emirato De Córdoba
コルドバ首長国

① La conquista de Hispania por los musulmanes se desarrolló con suma facilidad dando inicio al Emirato de Cordoba.
 ムスリムによるスペイン征服は容易に展開し、コルドバ首長国を誕生させた。

② Apoyándose en las calzadas romanas, Tariq y Muza, dirigentes de los islamitas invasores, efectuaron, entre los años 711 y 714, incursiones victoriosas hasta la meseta norte y el valle del Ebro, dejando guarniciones en los puntos clave.
 ローマ街道のおかげで、イスラームの侵攻軍を率いたターリク・イブン・ズィーヤとムーサ・イブン・ヌサイルは、711年から714年にかけ、北方高原地帯とエブロ峡谷に至るまでを占領し、重要地点には守備隊を配置した。

③ En verdad, apenas encontraron en sus recorridos la menor resistencia por parte de la población romano-visigoda.
 実際は、彼らは西ゴート人による微小な抵抗にすらほとんど遭遇しなかった。

④ Es más, muchos miembros de la nobleza hispanogoda pactaron con los invasores, como aconteció con un aristócrata de la región murciana, llamado Teodomiro, el cual aceptó el patronato islamita «con la condición de que no se impondrá dominio sobre él ni sobre ninguno de los suyos».
 加えて、ムルシアナ地域のテオドミロという貴族が、「彼とその一族にいかなる支配も強要しないことを条件に」イスラームの庇護を受けたことが起きた。このように、現地の貴族の多くが侵攻軍と手を結んだ。

⑤ No hay que olvidar que los musulmanes se mostraron tolerantes con los cristianos, que eran, al fin y al cabo, «gentes del Libro».
 忘れてはいけないが、ムスリムがキリスト教徒に寛容だったように、結局のところは彼らも同じ「啓典の民」だったのだ。

⑥ Es preciso señalar, asimismo, que la minoría judía, quejosa de la actitud persecutoria mostrada contra ellos por los últimos monarcas visigodos, ayudó a los invasores islamitas.
 付け加えると、キリスト教徒による迫害に不満を持つセファルディムも、最後の君主である西ゴート王ロデリックに背反し、イスラームの侵攻軍を支援した。


コルドバ首長国の地図

最後に

 自画自賛だが、和訳する際、今まで培ってきたイスラーム史の知識が役立った。
 ちなみに、共和制ローマおよびローマ帝国から西ゴート王国にかけての時代については無知なので、勉強せねば。
 ここまで読んでいただきありがとうございました!
 ではまた。

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