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圧力キャナー(瓶詰め)
家庭での食品保存について色々調べていたのですが、圧力をかけてボツリヌス菌を死滅させる方法での瓶詰めに辿り着きました。
アメリカで普及しているこの方法は、第二次世界大戦の時に積極的に国が推進して、今でも政府機関が食中毒の安全基準(食品ごとに何気圧で何分)を公式情報として公表しています。
酸度の高い食品(フルーツなど)はwater bathing で瓶詰め可能ですが、低い食品(トマト以外の野菜、肉)を安全に家庭で保存する唯一の方法がpressure canningとのことです。(Canning とありますが、缶詰だけでなく、瓶詰めも含みます。)
しかし、アメリカでしか普及していなかった…というわけで、ここでご紹介していこうと思います。
①Pressure canner(キャナー用圧力鍋)
②メイソンジャー
③蓋(蓋は瓶詰めのたびに新品使う)
④瓶掴み
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容量(一度に作れる数)
Pint (16oz, 480mlくらい)✖️7個
Quart (32oz, 1lないくらい)✖️4個
メイソンジャーは、厚手のガラス瓶。
有名なのはBallやKerrというブランド。
初めての瓶詰めは、トマトソースにしました。
キャナー鍋のほか、トマトソースを作る鍋も必要です。
材料
①トマト(3キロくらい)
②レモン汁(酸度を少し上げるため)
③塩(好み)
その他
①オリーブオイル(鍋の淵をなぞる)
②お酢(瓶の蓋を閉める前に、フチを拭き取る)
手順
①瓶を洗う。消毒は不要。
②キャナーに付属の底上げを入れ水を2インチほど入れておく
③トマトの皮剥き。鍋で湯を沸かし、冷水の入ったボウルを用意する。トマトに✖️の切れ込みを入れて、熱湯に1分入れる。そのまま冷水へ移動。皮が指で簡単に向けます。ヘタと芯をくり抜き、4頭分する。鍋に入れて、煮込んでいく。トマトを全部処理する。
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④瓶にレモン汁大さじ1とお好みで塩少々いれておく
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⑤5分間煮込んだトマトを瓶に入れていく。上部1インチ空けておく。
⑥蓋を乗せて、リングを閉める。
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⑦鍋に入れる
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⑧蓋をして、換気扇から湯気が出るのを待つ。出てきたら、そこから10分測る。
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⑨標高にあった重さの錘を乗せて、カタカタ言うようになったら、そこからレシピに指定された時間を測る。今回は錘は10で15分。カタカタは、1分間に4回くらいがちょうど良いそうです。温度計をみると、240℉を超えた辺り。
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⑩15分経ったら、火を消す。温度計がゼロになるまで放置。
11)温度が0になったのを確認して、錘をとり、蓋を開ける。瓶をそっと取り出して、24時間冷ます。この過程で、蓋は密閉されていきます。そうしたら、リングを外して保管します。
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以上が、初めての瓶詰めの工程でした!
夏に収穫予定のジャガイモも瓶詰めできるそうで、人参、肉と合わせて詰めればカレーorシチューor肉じゃがの具材セットになります!これが最低1年は常温保存できるので、便利。
トロミをつけた食材や、濃度の濃いもの、パスタや米などは瓶詰め不可。完成一歩手前の状態で瓶詰めする必要があるそうです。
余談ですが、瓶詰めできる肉類の幅が広く、さすがアメリカと思いました。
熊、牛、羊、豚、ソーセージ、子牛、鹿
ウサギ、鶏、七面鳥、などなど。
※ソーセージはokだが、ベーコンは脂が多くてngだそうです。
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