Leica Summarit 50mm F1.5とは
はじめましてRockyです。
今回紹介するのはLeica Summarit 50mm F1.5
カメラを始めた人がたどり着く名玉のブランド。
一度は手にしたいと思った人も多いと思います。
Leica Summarit 50mm F1.5はドイツ ライツ社初の大口径レンズで、大口径ハイスピードレンズの走りです。
ハイスピードレンズとは開放値が小さくシャッタースピードを早く切れるレンズのことを言います。
本体は5群7枚ダブルガウス型のレンズ構成で、羽根枚数は15枚、円形絞りを採用しています。1950-1960年くらいに製造されたレンズで、シュナイダー社のクセノン5cm F1.5の改良型と言われています。
また後継のライカで最も有名なレンズであるLeica Summarit 50mm F1.5が作られていきます。
ライカのレンズの中でも特に「癖玉」と名高いレンズが今回のレンズ。
「滲み」「ぐるボケ」「ゴースト」というオールドレンズで見られる特徴を全てを携えつつ、淡いベールに包まれたような繊細な写りをします。
一方でしっかり絞ると現行レンズにも負けを取らないほど精巧な描写を有しています。
他のオールドレンズと比較しても描写が非常に綺麗なところがもう何十年も前に作られたとは思えない、さすがのライカレンズという安心感があります。
絞りが開放値に近いと透明感と柔らかい空気感を感じる味わいが出てきます。中央の部分はしっかりと輪郭が出て、周辺に行くに従ってボケていくと同時に滲んでいきます。この優しい滲みは他のレンズには見られない特色です。
ぐるボケも周辺ほど歪んだ楕円形のボケとなります。
自分はSONYのミラーレスにつけて使用するためにアダプターをつけて使用する必要があります。Leica Summarit 50mm F1.5 にはL型スクリューマウントとM型のマウントの両方が存在するので注意が必要です。自分が手に入れたレンズはMマウントです。
こちらのマウントアダプターが色もシルバーでレンズと同色で人気があります。
最短撮影距離が60cmと遠いため近くのものを撮ることが少し難しく感じます。そのためフォクトレンダーが販売するクローズフォーカスアダプター(Voigtlander フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter)を利用しています。これで最短撮影距離が35cmぐらいまで短くなります。
口径が41mmとほぼ同じ大きさが存在せず、以下保護フィルターが利用できます。
以下作例となります。
いかがだったでしょうか。
ライカのレンズは他にもたくさんありますが、高すぎて手が出ないということはなく最初に手をだすこともできるレンズでもあります。
癖がありつつオールドレンズの銘玉が気になるという方に少しでもためになっていれば幸いです。
Rocky
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