副業で始めた、たこ焼きの移動販売

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たこ焼きの道具とプロパンガスを軽バンに積んで、市内のミニスーパーの軒先で屋台営業のたこ焼き屋を始めたのがスタート。

開業資金150000円+食材の仕入10000円、屋号はなしで「takoyakiya」の小さな看板だけ。

10時に開店して夕方には売り切り、売り上げが13200円となり初日は終了。スーパーの店長と相談して平日の二日間、軒先を貸していただけるようになりました。

副業でたこ焼き屋を始めたのは、結婚して長男が誕生して養育費がかさみ収入アップを図るためでした。

当時の本業は酒屋の2代目として営業と配達をして朝8時から夜の8時まで酒店を営んでいて、両親も健在で週末は大忙しでした。酒店は春から夏がビール需要で売り上げが伸び、あとは年末年始の日本酒タイム時期。

比較的暇な10月・11月・2月は時間に余裕があったのでその時期を狙ってのダブルワークのスタートとなりました。

酒販店として毎日のように市場通いをしていますので市場内の魚卸店から真蛸を仕入れ、玉子・小麦粉・ソース・海苔・カツオ・ショウガ等仕入れルートに困ることはありません。

普段ビール配達で使用している車を使用したので初期費用が少なくすみました。順調に10月・11月と売り上げも増え、他のローカルスーパー本部に赴き営業箇所を増やし週3回営業日を設けました。

12月になると気温が落ちれば落ちるほど売り上げが2万・3万・4万と伸びてきて「この商売、行ける!」と手ごたえを感じました。

翌年3月にはプレハブ建1.5坪のスペースを借りて固定店舗営業をスタートしました。それからなんと約30年! たこ親父をしていました。フランチャイズに属さず紆余曲折1.5から6坪の店舗へ、さらに12坪の3店舗目を経て合計8888日営業し満願成就でたこ焼き屋を卒業しました。

コロナ過において大手居酒屋チェーンも業態の変更に取り組み、唐揚げのテイクアウト店を開店しています。アフターコロナを考えると初期費用を抑えられる非接触型のテイクアウトのお店はお勧めです。


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