開業前に必要な3つのポイント
1.商品開発
2・店舗見学
3.リサーチ
〇商品開発
あなたが好きな食べ物で起業・副業を考えているなら、商品を一つに絞り込んで行きましょう。
焼き鳥・クレープ・焼きそば・たこ焼き・大判焼き・おにぎり・サンドイッチ・おでん・焼き芋・焼き栗・かき氷等。わたしは関西生まれで関西育ちですので関東に来た時から美味しいたこ焼きが食べられなっかったので冬の季節にはたこ焼きを自宅で楽しんでいました。家庭料理のレベルの味でしたので売り物とは違います。
結婚して開業を目指してからはデパ地下のたこ焼きを食べ歩きしたり、明石の玉子焼きや大阪で長年営業しているたこ焼き屋さんに行って食べ歩きをしていました。食べ歩きで得たヒントで自宅で焼くたこ焼きのレベルが上がり、親や兄妹にその試作品を食べてもらいさらに味の向上を図りました。妻は栄養士の資格を持ち、私はすでに調理師の資格を保持していました。
試作品が出来上がってくると、原価計算して売却価格も算出できるようになります。大まかですが粉モンの原価は30%としておきます。
〇店舗見学
他の店舗の食べ歩きをするときに重要なのは立地と規模です。デパ地下で開業しているお店は多額の保証料を払える実力や実績(信用や老舗)があるので一人で起業を考えているあなたには参考になりません。
あなたが見るべきお店はスーパーの敷地内でプレハブ営業している焼き鳥やさんや移動販売車のクレープやさんだったり学校の近くの大判焼きやさんやロードサイドで営む焼きそばやさん等を参考にします。営業時間や休日もメモし記録していくとよいでしょう。学校の近くであれば中学校なのか高校なのか小遣いで購入できる商品が売れるでしょうし、夜の繁華街での屋台商売は酔客や飲食店が閉まった後にチャンスがあるラーメン屋等、店舗周辺の立地環境を見ます。
なぜ、そこに店を出しているのか? 客層は? 単価は? といった観察力を養う必要があるのです。店舗のテナント募集の張り紙があれば不動産会社に電話して賃貸契約の中身を詳しく聞いて必要な資金を割り出す練習しましょう。また新しく開店したお店を客観的にみてその店の予測を立てます。
仮説
A 繁盛する その根拠の理由
B そこそこ営業できても3年、5年で撤退するだろう その根拠
C 短期で撤退するだろう その根拠は
あなたの予想力の正確率が高くなればなるほど観察力が付いた証ですね
〇リサーチ
2番目の店舗見学にも通じますが、違う観点からのリサーチです。
飲食店全般にかかわる
●食品衛生法
各地の所轄の保健所に行って飲食店開業に関する申請書をもらに行き相談します。保健所の職員はあなたの質問に答えてもくれますし、食品衛生責任者の講習会の案内もしてくれるでしょう。
●消防法
地元の消防署に行って、店舗規模や消火器の設置や防火指導者の講習会の案内等教えていただけます。保健所と同様、丁寧に教えてもらえます。数年前から屋台スタイルでも消火器の設置が義務付けられています。お店の規模にもよりますが非常口のサインや可燃物の設置についても細かい指導が入ります。
●不動産賃貸契約
物件オーナーと管理する不動産会社と賃貸契約する場合、契約内容をよく吟味して理解する必要があります。保証金や契約更新、駐車場、居抜き契約、スケルトン、看板の設置、水道水、井戸水、都市ガス、プロパンガス等チェックポイントは多岐にわたります。契約後に店舗開店に向けて改装工事が始まりますが家賃もかかってきますから、事前に工事日程をしっかり決めて開店日を迎えるのが理想です。
初心者は開業時にばかり目を向けがちですが、営業がうまくできなくて撤退を決意したのならその時はどうするのかも考えておきましょう。契約書にスケルトン渡しとなっていたら、居抜きで借りた店舗であってもスケルトン状態にするには解体費用が掛かってきます。大きな看板を立てたとしても撤退するときはその看板も撤去しなくてはなりません。
以上の観点から小さなお店を考えるのであれば、1坪ショップから3坪が理想的な大きさだと思います。オペレーションも一人でできますし光熱費も負担になりませんので...。
自宅の一部を改造する方法もあります。たとえばガレージを改造してミニショップを始める方もいますので参考になるでしょう。もう一つ考慮すべきポイントは自宅から店舗までの距離です。理想的な店舗候補があったとしても通勤に1時間ほど掛かるならその物件を見送ったほうが得策です。理想は30分以内ですね通勤時間を短くして体の負担を避ける。そのためには地元で永く不動産経営している会社に行って店舗物件の紹介を受けやすいようにしましょう。具体的な大きさや払える家賃を伝えて、そういった物件がでたら知らせてもらえるようにしておくのです。
以上3点、日ごろからの視点とスタート前の準備運動をすればするほど開店後が楽になると思います。
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