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作曲教本『ゼロからの作曲入門』のレビュー

こんにちは、ナナモカムイです。
本日は、暇を見つけて読んだ、本『ゼロからの作曲入門』のレビューを書きたいと思います。

・はじめに

この本は初心者の方やメロディー作りをうまくなりたい方向けの教本となっておりますが、流し読みではあまり身につかなと思います。DAWなどを使って、各所に掲載されている楽譜の音符を打ち込み、1つずつ音を確認しながら読むのがオススメです。

・作曲(メロディー作り)に特化した教則本

メロディー作りに特化した教則本です。プロの作曲家の方が執筆されています。主にメロディー作りの初歩から、思い通りにメロディーを作るためのテクニック等が細かく掲載されています。各所に短いフレーズの参考例の楽譜がちりばめられているのが良いです!あまり音楽理論や基礎的な知識についての説明はないので、多少は楽譜が読めるくらいの知識は前もって、勉強しておく必要があります。

・楽譜が読みやすい

ちりばめられた楽譜の下に、カタカナで『ドレミファソラシド』の読み方が書いてあり読みやすいですね。楽譜のサイズも丁度良い大きさで見やすいと思います。

・左開きの本

各所に楽譜がちりばめられているので、DAW等の打ち込みで音を確認しながら読んでいく構成になっているのですが、本を読む姿勢として左手に本、右手にマウスと考えると、左開きより右開きの方が読みやすかったのではないかと思います。ちなみにDAWもしくはシーケンサ等の知識は、知っている事を前提に書かれていますので、そういった説明は掲載されていません。

・掲載されている楽曲が古い

この本の筆者の方の年齢のせいなのでしょうか。参考例として掲載されている楽曲のレパートリーが古いので、学生さんや20歳前後の若者が、ピンとこないのではないかと思いました。わからない曲は、youtube等で調べた方が良さそうですね。

・コード進行の説明

『コード進行からメロディーを作る』という項があるため、最低限のコード進行についての説明は書かれていますが、『今は深く覚えなくても大丈夫』としています。そのためか、コードに関する説明が少し雑に思いました。やはり前知識がないと、初めてコードについて知る方には、難しいかもしれません。

・メジャーは明るい?マイナーは暗い?

良く言われるメジャーは明るくマイナーは暗いという法則が本当にそうなのか?を実験している項があります。これについてはすごい面白いなと思いました。

・メロディー作りが先なのに

基本的にはメロディーを先に作る流れで構成されています。さらには、
・コード進行からメロディーを作る
・歌詞からメロディーを作る
という項目があるのですが、『メロディーにコードを付ける』という項がないのは少し残念なところです。

・歌詞にメロディーを付ける練習

『歌詞にメロディーを付ける』という項があり、文字数別に例が掲載されていて勉強になります。例を参考に自分でも、指定された言葉に合わせてメロディーを作る事で練習になります。

・まとめ

全項を通して言えるのは、ある程度自分でメロディーを作った経験があり、多少の前知識を持った上で、この本を読まないと少し難しいと感じました。
ただ、上記条件に合致する方であれば、多彩な参考例の楽譜を見て、音を確認しながら読む事で、かなり勉強になるかと思います。初めてメロディーを作る方が読む場合は、この本だけでは完結できないので、わからない言葉等が出てくれば、ネット等で調べながら読むといいと思います。

まったくの初心者と、ある程度経験のある方とでは、本を読んだ印象がかなり違ってくると思います。読んでみてよくわからなかった場合でも、今後勉強していき、ある程度知識を得てから再度読み直すというのもありだと思います。

以上が筆者が読んだ感想です。
この記事がお役に立てれば幸いです。
長くなりましたが、この辺で失礼いたします。
ではまた!

▼ナナモカムイはこんな事もやっています。
初心者DTM攻略ブログ『初心のつもりで復活したら初心者だった件』



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