新しいシューズでいきなり走るとあぶない
万人に共通のことではないかもしれません。
しかし、若いころから運動部活動をしていて、新しいシューズで度々足の故障を繰り返しながら、それでも次の新しいシューズでうれしくなって動きすぎてまた故障する。そんな懲りない私の経験から、少なからずそんな危険があるのだということを、知っていただければ幸いです。
年明けに、久しぶりにお会いした先輩と、10キロ程度のジョグをしました。積もる話に花を咲かせながら、気が付けば2時間以上、峠道、不整地、トレイルなどをめぐりました。お互いに年を取って、疲れるのが早くなったねと笑いあいながらお別れ。
ここまでならば、とても良いお話で終わりなのですが、次の日の朝からどうも足の裏が痛い。走れないことはないので、気にせず通勤ジョグを継続していたところ、痛みが増していく。なんだと該当部分を見たところ、なんと少し腫れている。左右の足の甲の大きさが違う。小指の付け根からかかとにかけての外縁部。ここに痛みが走る場合、考えられるのは骨折か、ひびか。かつて柔道をしていたころ、頻繁に痛めていた部位なので、なんとなくそれと同様の症状かと推察した。関節撮影をしたわけではないので真実はわからないが、骨にしろ筋にしろ腱にしろ、このへんの痛みへの対応は「安静」しかない。そして、私はここの骨折にあってギプスを当てていただいたことがない。医者が言うには、アイシングとテーピングで十分な程度なのだとか。それも、テーピングは下手にやるとかえって悪いので、痛いのを我慢して、治るのを待てとのことだった。悪いように折れていたり大きなひびが入っていれば内出血をして真っ黒になる。内出血はしていない様子。となれば、小さいひびか、腱か筋をいためたのであろう。原因として考えられるのは、新しい硬いシューズを履いて不整地を走ったことぐらい。何回か足をひねりかけた。その時に負担がかかったのではないだろうか。はきならされていない硬い布で押さえつけられた骨格か筋が痛んだのだと推察している。
これまで、なんども同じような不整地をはきなれたシューズで、あるいはサンダルで走り回っているので、単に足に負担がかかっただけではないのだろう。新しい要素、故障につながるような要素は「靴が新しい」ということしか思い浮かばなかった。
やはり、新しいシューズをおろしたら、舗装路で、しばらく歩き、そしてゆっくり走り、シューズの形が足になじむのを待たなければならない。既製品のシューズを選ぶ私のような小市民にとっては、それが欠くべからざる儀式なのだろう。
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