返り読みを矯正するスラッシュ・ライティング
返り読みを矯正するスラッシュ・ライティング
中学3年間、英語の授業で返り読みを習ってきた高校生は、高校生になっても勿論、返り読みで英文を読みます。
ところが、中学生の時と比べると高校生が読む英文は構造が複雑な複文が多く、多くの高校生は英文が読めなくなります。
その原因は返り読みにあります。返り読みというのは、主語を訳したら後は後ろから読むというものです。
もちろん、単文の場合はそれで良いのですが、単文がいくつか繋がった復文の場合、どこから返り読みをして良いのか分からないので、読めないのです。
難解な文は、スラッシュ・リーディングで読むしかないのですが、返り読みにすっかり慣れてしまった高校生はつい、返り読みをしてしまいます。
その癖を治すために考えたのが、スラッシュ・ライティングです。
読む英文をボールペンで一行空けて書き写し、その空いてる行にスラッシュ間の日本文を書かせるようにしたの
です。勿論、スラッシュ・リーディングが上手く出来ているかを僕が確かめるためでもあります。これを一か月も続ければ返り読みの癖はほぼ治ります。