Albert Collins
Albert Collins - Truckin' With (1965)
テキサスのブルースメンで割と遅咲きのアルバート・コリンズは、熱いブルースギターを弾いてくれる80年代の作品が好みだけど、最初期の60年代前半にリリースしていたシングルを寄せ集めたアルバム「Truckin' with Albert Collins」から。
最初から「Frosty」のせいか、「アイスマン」「フローズン」と氷をイメージさせる面をトレードマークにしていて、雪や曇った息、寒さを連奏させる曲やジャケットが多い。プレイは滅茶苦茶熱いけど、そのギャップが良い。そしてこの寄せ集めのアルバムは1969年にリリースされ、当時はほとんど見向きもされなかったらしい。ほとんどの曲がインストで、ブルースに囚われない、かなり多用なリズムや曲調で遊んでいるから捉えどころがない。それでもギターは相変わらず個性が出ているので面白いテレキャスの音。初っ端の「Frosty」や「Tremble」がシャープでカッコ良い。
好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪