B.B.King
B.B.King - King of the Blues
帝王と名付けられる人は大抵が黒人だ。王様と帝王の差はあるけど、今回もブルースの帝王B.B.Kingの登場です。King of the Bluesって言うと3大キングと単純な発想になるのでアレコレ考えるが、ブルースの帝王に相応しいのはB.B.Kingかと。フレディ・キングでもアルバート・キングでもなくマディは違うし、そのヘンは貫禄と気品もある。本業が牧師だから人格者、品の良さも伴ってくる。
アルバム的には1960年リリースの「The King of the Blues」を聴いてた。YouTubeで全曲聞けたからそのまま流してたが、かなりハマった。B.B.Kingのギターは歌の合間にスクィーズする程度であまり長々とソロを弾かないが、本作は普通にギターを弾いてる。序盤は特に心地良いフレーズが出て来て、こういうギターの影響でB.B.Kingからの影響ありと言われたと妙に納得。今までB.B.King的フレーズと言われてもキュイーン一音と思ってたからフレージングの影響は気にしなかった。
アルバム単位では簡単に手に入らないので、ボックスやベストばかり。そもそも何枚アルバム出てるか知らない。1960年近辺なので同名タイトルのBOXセット「King of the Blues」が出てるから良いか。B.B.Kingのギターは息継ぎしながら歌ってる。ゆとりと余裕が歌と共に出てくるトコロが独特で、更に恒例のホーン・セクションも古くから使ってるからこれだけ幅広くブルースが奏でられている。だから唯一の音を出せる帝王。
好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪