00s-20s U.K. Hard Rock & Heavy Metal
The Answer - Rise (2006)
21世紀にアイルランド出身ながらも強烈なグルーヴを持ったジ・アンサーがシーンを賑わせている。ボーカルは背も高く雰囲気も持ちながらも歌声はやや詰まった感じで太い方か。ブルース好きが分かる声で、ハイトーンも出るのでポール・ロジャース的プラント的と言われるが、もうちょっと声が通る方が良いと思う。それでもセンス良く、ドラムは安定してて、ベースは巧くてエフェクトも使うしラインのセンスも良く、実はバンドの要と密かに思ってる。ギターも太い音で古臭いリフとソロを弾いてグルーヴ感が良いのでかなり面白い。
曲もリフ一発から展開した古臭い中で、アレンジが新鮮が良い。基本的にブルースに影響を受けたハードロックを意識しているけど、そこまでのブルースセンスはまだ発揮されていないので子供騙し的な面も多い。それでもフィーリングは凄く出ているので次作、次々作あたりにどうなるか楽しみ。
先日日本公演を見に行ったけど期待をスカされた感あった。70年代ロック好きにはギターヒーローは重要で、ギタリストは目立たないとダメだが、このバンドのギタリストは背は低いし髪はワンレンでレスポールがデカく見えてカッコ良くないし、目立たないし、ソロ弾いても一生懸命弾いてるだけで華が無い。ボーカルは調子の良し悪しはありそうだけど声も太くて良かったし、ルックスも存在感もプラント的で、ベースがやはり凄い存在感。ちなみにまだアルバム一枚しか出てないバンドだから絶対カバー曲やると想像していたら、エアロスミスの「Sweet Emotion」だった。
好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪