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80s UK Punk Rock

Crass - Feeding of the 5000 (1978)

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 Crassはホントに謎に包まれたバンドだった。80年代辺りには既にアイコンでもあり伝説のバンドだった。そもそもロゴがカッコ良くて、パンクの象徴になってた。初めて音を聴いた時は「?」だったのが本音。すっかり自分の中では抜けてたけど、30年以上ぶりに聴いた「Feeding of the 5000」。1978年リリースのファーストアルバムで、その筋では伝説。自分は音だけを聴いてるからピンと来ないけど、そもそもCrassは無政府主義集団なで、音楽はその活動の一つの手段らしい。パンクの手法はメッセージ性も含めて手頃で、歌詞が強烈な政治主義を打ち出している。それが強烈でコアなファンを確立したが、音だけを聴くとよく見えない。

 例えば、パティ・スミスがもっとコアなパンクに走った的な音か。ポジパン、ハードコア的に聴こえるが、形容しにくい個性的な音で、ものすごく引っ掛かる。歌よりもメッセージ、音楽よりも怒り、表現の手段。それこそパンクだけど、「Punk is Dead」と歌っている。でもパンクのカリスマと見られるのはさすが。未だ動いている姿を見た事ないバンドだ。音楽的にはやっぱり受け付けにくかった。

Discharge - Hear Nothing, See Nothing, Say Nothing (1982)

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 突然、ハードコアパンクの存在を思い出す。懐かしい感情はなく。ジューダス・プリースト聴いて、美しい叙情性に感動した反動か。ひたすら攻撃的で破壊的なサウンドを少しだけ思い出してみようと。

 英国のハードコアパンクバンド、ディスチャージが1982年にリリースしたセカンドアルバム「Hear Nothing, See Nothing, Say Nothing」。何とアルバム全曲で28分を切る代物。14曲入りだから二分弱の曲が詰め込まれている。80年代ハードコアパンクバンドで一世を風靡して今でも伝説的に語られる。20年以上ぶりに聴いたが、全然古くない。アルバム的によく出来てて演奏がヘタじゃないし、創られたサウンドも耳障りにならない凄くコアな音楽として聴ける。

 想像するような滅茶苦茶なサウンドではなく、英国では普通のハードコアパンクと思える。ジェット音のようなディストーションギターが2コードで鳴って、リズムは速いが、スラッシュ的ではない。歌はがなり立てているけどヘタじゃないし、アティテュードも感じられる叫びに近い。でも凄く良く出来てる。

 しかし、うるさいし飽きる。ちなみにファーストアルバム「WHY」はもう少し派手でぎごちないけどスタンスは出ている名盤らしい。

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