潤いのある言葉で寄り添う
言葉は浴びせるものではない。
言葉は「添える」程度でイイ。
人を育みたいのなら、言葉を浴びせてはいけない。
本人がやろうとしたことの言語化に付き合って、一緒に考えてあげるだけでイイ。
それは、店頭での接客の場面でも同じ事。
来店者の心を開かせたいなら、闇雲に言葉で畳みかけてはいけない。
来店者が実現したい未来に、可能性の高まりを感じさせる期待値を言語化することにお付き合いすることで、充分安心してもらえる。
子育てでも、接客でも、職場でのコミュニケーションでも…
相手を慮るほど、余計なものが削ぎ落とされ、潤った言葉になる。
その潤いある言葉は、不思議と真正面から受け取る感じにはならず…
背中を押してくれる「勇気付け」になっていったりするんだよね。
この「さじ加減」がとても難しいんだけど…すごく大切だったりするんだ。
その「さじ加減」を配慮もなく言葉を浴びせるのは、言葉を発している側のストレス発散にすぎず、言われる側にはストレスにしかならない。
まずは言葉で伝える側の心が潤っていないと、言葉の棘は抜けない。
良かれと思って…のその前に、添える言葉はコレで良いのかの一呼吸を取るだけで、ゆとりと潤いが生まれることもあるよね。
自戒の念。
河合 義徳