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欠点は個性だから責める必要はない

試合から得られる最大の成果は、子供達がもっと挑戦したくなること。
試験から得られる最大の成果は、子供達がもっと探求したくなること。
教育から得られる最大の成果は、大人が自ら襟を正す事に気づくこと。
成果にならない潜在的原因は、大人のエゴに子供を付き合わせること。

たとえ失敗しても成果なのに、つい大人は子供の欠点を責めてしまう。
不完全であることを指摘して、本人の興味関心を奪うのは大半が大人。
自ら果敢に挑んだ結果としての失敗は、全て次の糧にすればイイだけ。
それなのに失敗を詰られると、次につなげようという意欲も削がれる。

自分は欠点だらけ?…いやいや、不完全である自分をもっと楽しめばイイ。
ただし、本気で楽しむということは、何一つ楽な事は無いことを意味する。確かに楽ではないが、本気で楽しいから続けられることは必ず見つかるよ。

その「宝物」は、探すものではない。宝が無いのなら、自分で創ればイイ。
そして案外、その「宝物」は自分の中にある。

その宝を奪ってしまうのは、子供達の身近にいる大人であることが多い。
身近な大人ほど欠点を不満に思い、楽しそうにしていると叱ってしまう。
そういう積み重ねが、人の目を気にしてばかりの人に育ててしまうんだ。

大人のエゴは、子供の宝物を奪ってしまう。子供の欠点を責めてしまう。
欠点ばかりを指摘されたら、次も挑もうとする意欲も取り柄も奪われる。
不完全を楽しむことができない大半の背景は、身近な大人のエゴにある。

欠点がない者は、取り柄もほとんどない。

アメリカ第16代大統領 エイブラハム・リンカーン

不完全であるということは、個性があるということだ。
全員が完全だったら、人間じゃなくてもイイんだよね。

主体的に生きるっていうのは、未だ見たことがない景色を自分で創る事だ。
未だ見たことがない境地に辿り着こうとするんだから、失敗もあるだろう。

とやかく大人が欠点に口出しするよりも…
果敢に挑んだり探究する楽しそうな背中を魅せるほうが、説得力がある。

自戒の念としてしたためる。

Backstage,Inc.
事業文化デザイナー
河合義徳

#子供達は大人の嘘を見抜く天才達
#子供達の意識を変えたければまずは我々大人から
#失敗は挑んだ者だけが得られる財産
#躍心JAPAN
#サッと読める大男のエッセイ

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