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FE名古屋シーズンレビュー(2023-24) 中村浩陸 #13

真夏のような日差しと暑さで少々グロッキーなロックです() 
6月前半から連日のように30℃超えとかマジで勘弁して欲しいです🫠

さて、昨日6/11には佐土原遼の契約更新が発表されましたね。
既存の選手の去就としては大トリであり、なかなか発表がされないことにヤキモキされたFE Familyもいらしたのではないでしょうか…でもこれで一安心ですね。
あとは新加入選手の発表を待つばかりです。

朗報が届いたので季節外れの暑さにも負けずにシーズンレビュー書いていきます(届かなくても書けや、というツッコミはスルーします←)…6本目は地元出身の若きPG、中村浩陸です🐏

#13 中村浩陸

真の司令塔を目指す熱きファイター【及第点】

加入2年目となる今シーズンは昨季まで同ポジションの主力だった石川海斗(現・信州ブレイブウォリアーズ#11)がオフに移籍したこともあり、正PGの座を射止めることを期待されたシーズンでした。
本人もそのつもりで臨んでいたはずです。
大阪時代から年々スタッツを伸ばしており、順調にいけていればその目標は決して難しいものではなかったと思われます。

シーズン序盤こそ好調だったものの、チームの負けが込みだすとそれとシンクロするように調子を落とし、正PGの座はライバルである川嶋に奪われてしまいました。

持ち味のハードな対人守備があるので一定の出番は得るのですが、守備力では川嶋に、攻撃力では笹山に分がある為、PGの3番手といった起用法に落ち着いてしまいましたね。
特に今季はポジションを争うベテラン2人が好調だったこともあり、調子のムラが目立った浩陸は後塵を拝すこととなりました。

シーズン中盤には「もっとやらねば…」という焦りからなのか、5秒・8秒・24秒などの各種バイオレーションを頻発させてしまいます。
司令塔という難しいポジションでなかなか大変なのだと思いますが、同様の失敗を繰り返すというのは決して褒められたことではありません。
もちろん本人もそれは重々承知しているとは思いますが。

それでも後半戦になると徐々に調子を取り戻し、第19節vs.渋谷や第23節vs.佐賀などではスターターを任されます。
また第21節vs.宇都宮GAME2では途中出場ながら、30分近出場し9PTS、3AST、5REBと躍動しました。

漸く持ち味を発揮、浩陸「らしさ」が戻ってきてCS争いの中でキーマンのひとりになってくれると思っていたのですが…好事魔多し。 

第32節vs.名古屋D GAME2の第2Q終了間際。
ルーズボールに果敢にチャレンジした浩陸は相手選手と交錯。
「ゴンッ」と鈍い音がアリーナに響き、浩陸は起き上がれません。

そのまま退場し後半は姿を見せず…このプレーでチームの闘志に火をつけ結果的に勝利に導くこととなったのですが、後日「左外傷性肩関節前方脱臼により全治3ヶ月」という重い重いリリース。

CS争いの最中、漸く調子を取り戻してきたというところでの離脱は相当悔しかったでしょうし、チームとしても笹山・川嶋の両ベテランPGの負担を考えると浩陸がいないのは大きな痛手でしたね。
ハードな対人守備と思い切りの良さが長所のファイターですので今回はそれが悪い方向に作用した、運が悪かったとしか言えません。

しっかり治して来季良いプレーを見せて欲しいところです。(6/6に契約更新が発表されました!)

スタッツ的にはREB(1.1→1.4)、STL(0.7→0.7)などは健闘したものの、PTS(6.4→4.3)、FG%(38.2→30.4)、3P%(29.9→22.3)、FT%(77.8→70.0)、AST(2.1→1.9)などはダウン。
守備面は例年通り頑張れたものの、攻撃面では悩みの多かったシーズンなのが数字に現れていますね。

来季こそ正PGの座を掴む為にもより一層の奮起をしてくれると期待しています。
浩陸ならきっと出来ると信じていますし、チームがより上を目指す為にも彼の力は必要不可欠。
CSでは弟の中村拓人(広島ドラゴンフライズ#12)が大活躍していましたが、浩陸には兄貴としての意地を見せて欲しいです。

「司令塔候補」から真の「司令塔」への脱皮を!
そしてチームに勝利をもたらすハードワークを見せてくれ🔥
来季も頼むぞ、浩陸!

中村浩陸


それではまた次回noteで。アディオス👍

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