止まった時計と魚たち【詩】
アレからも逃げて いまコレからも
逃げ出そうとしてる
でも 一番逃げたいのは
『この程度の事を 我慢できないのか?』って言った
大人たちの世界
そうやって逃げてきた僕らは
まだまだ子供なのだろう
そうやって逃げていくうちに
僕の時計は動かなくなった
今も止まったままなんだ
大きな流れから飛び出して
岸辺で座ってるうちに
僕のヒレは退化した
他の子供は大人になった
一人残った僕はただ
その様子を見るしかなかった
僕も一緒に行きたいよ だけど大人に(かしこく)はなりたくない
川の流れを見つめるうちに
岸辺で見てた川は眩しくて
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