第3回「記事から曲」1曲目 PJさん
第3回「記事から曲」、1曲目はPJさんの【My Bar ~1人きりのバー~】をもとにして書いた「シングルモルト」という曲です!
PJさんの作品で特に印象に残ったのは、次の箇所。
私は思い当たる。私はBarの中で『他人がいる中に1人で存在する孤独』をゆっくり静かに感じていたのではないかと。
ひとり飲み自分専用のBar空間を手に入れても、何かが違うと違和感を抱いていた主人公が行き当たった結論の部分です。
独りの空間というのは本当に独りでは意味をなさず、他者の存在がありながら他者と無関係な自分を感じることでこそ人は孤独を実感する、という意味に、僕は解釈しました。
すごく、、抜けが良い考え方というか、曲線ではなく直線的な雰囲気を感じたことと、舞台が自宅とはいえBarであること、また記事の中でジャズがお好きと仰っていたことなどから、暗く重い感じのジャズ風なインストにしようと決めました。
決まってから曲ができるまではすぐでした!先週、ダウンして寝込んだ日があったりそれによって予定が狂ったりして結果的に1週間かかりましたが、実質の制作期間で言うと3~4時間くらいだと思います。
それだけPJさんのメッセージがまっすぐだったということだと思います。もちろん、制作において期間が短いからといって安易なものだったというわけではありません。
ともあれ、そういうまっすぐな曲なので、聴いて頂いたほうが早いかもしれないですね。
上記の説明を踏まえないと、おそらく「どこがまっすぐでストレートな曲なんだ??」となります。。
サンプリング音を多用しているのが特徴で、特に曲冒頭の、雑踏と足音の対比で、記事にある「喧騒」と「孤独」の対比を表現しました。ちなみにこの構成はMarlena Shawの名曲「Street Walkin’ Woman」の構成をオマージュしたものです。
曲そのものの構成はいたってシンプル。詳しくは曲の記事で解説していますが、ここでもわかりやすく書くと、ひとつメインテーマになるメロディを決めて、それをしつこく繰り返しながらそれ以外は各パート自由にしてる感じです。
脈絡のないアドリブ演奏と、テーマ性を持ったブロックが交互にやってくることで、喧騒の中にあってこそ感じる孤独を音楽的に表現してみました。
PJさん、素敵な作品とコラボさせていただき、ありがとうございました!!!
ご自身も音楽活動をされていて、「曲に物語を」などの企画でも知られるPJさん。
現在はなんと俳句大会のジングル制作をされているとのこと!声入れを募集しているようなので、興味のある方はぜひフォロー&応募しちゃいましょう!
※募集要項・締め切り等の詳細についてはPJさんの記事を参照してください。
PJさんのプロフィールはこちら
ジユンペイ
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==今回の制作配信==
今回も、前回同様stand fmにて制作の様子を生放送していました。
今回はリアルタイム視聴者が少なかったこともあり、いつにも増して無言時間多めですので、、適当に飛ばしながら聞いてみてください。笑
==お知らせ==
■「曲から記事」
現在、「曲から記事」企画の募集を受け付け中です。
僕があらかじめ用意した5曲の素材をもとに、皆さんの完成で記事を書いて頂く企画。文章に限らず、イラストやアンサーソングでも結構です。
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■「記事からフェス」
皆さんのオリジナル曲を募集する企画。テーマは「秋」で、オリジナルであれば過去作でも書下ろしでもOKです。経験不問。グランプリ受賞作品は僕と一緒にレコーディングできたりします。応募受付は10/25(月)いっぱい。興味のある方は下記リンクをお読みになってご応募ください!