ギタリストは酒を飲むとどうなるのか
一般的に言って、お酒を飲むと判断力が低下し、普段なら起こさないようなミスも連発するものです。
それはギタリストも同じです。
作曲やアレンジをするときに僕は酒を飲みません。
(というか作曲してる=仕事中なので飲まなくて当然です)
もし酒を飲みながら曲を作ると、自分がかっこいいと思うフレーズばかり寄せ集めた幼稚な曲になります。
幼児がクレヨンで書いた落書きみたいな感じになります。
ところが不思議なのは、ステージで飲むときは、酒がむしろプラスの方向に作用するということ。
もちろんカチッとしたお仕事のステージじゃなくて、友達と遊ぶライブとかセッションの時ということですけれど。
気が大きくなるから躊躇なく大胆なプレイができるようになって、そういう勢いみたいなものが演奏に良い影響を与えてくれるのかもしれません。
以前、J-POPセッションで平井堅さんの「瞳をとじて」を演奏した際、その時はかなり深い時間でそれなりに飲んでいたんですけど、2番のサビ終わりの間奏でギターソロをアドリブで入れたら、バッキバキのハードロックなフレーズになって曲の世界観をぶっちぎってしまったことがあります。
瞳をとじるどころか、、、瞳孔、ひらいちゃってました。
でも、そのテイクはめちゃくちゃ盛り上がったんです。
皆さん聴いているときに、「瞳をとじて」でハードロックフレーズが流れてくるとは思ってませんもん。
そういう大胆さが意外性につながって盛り上がるというのは、その場限りの舞台であるセッション特有のものかもしれませんね。
予定調和じゃ、セッションなんてやってる意味ないですから。
ちなみに調子に乗って飲みすぎていると細かいフレーズが弾けなくなるのでご注意ください。
同じセッションでOfficial 髭男dismさんの「Pretender」を弾いたとき、手元がおぼつかず出だしのフレーズが弾けなくてバレないようにコード弾きに切り替えるハメになったことがあります(当然バレないわけなんてなくバッチバチにバレてた)。
かっこわるいぜぇ。。。。
あと大学生の時のライブで、みんなで曲間にジャックダニエルを飲みながら演奏していたら、ベースが酔っ払って迷子になったりしていました。
※もちろん、物理的な迷子じゃなくて演奏のなかでの音が迷子になったって意味ね
結局、お酒は楽しくほどほどに、ですね。
お酒に限らず何事も、楽しくほどほどが一番さ。
なぜ突然こんな話をしたかというと、お酒noterのdbnさんの素敵な企画に参加させてもらったからです。
dbnさんがご自身のフォロワーを一言で紹介するというもの。
僕は「作曲するときは飲まない真面目さん」とコメント頂いたので、それで音楽と酒について考えてみました笑
好評だったら第二回もやってみたいそうなので、気になる方はdbnさんのフォロー、スキ、コメント、シェア、全部まとめてどうぞっ!
ジュンペイ