「記事から曲」第二回終了!ありがとうございました&総括の記事
「記事から曲」企画。 第二回大会が昨日8/30に終了しました!
参加してくださった方々はもちろんのこと、聴きに来てくださった方、応援してくださったすべての方、改めてありがとうございました!
今日、こちらの記事では企画の総括と今後の企画や方針についてまとめていきたいと思います。
参加された方も、そうでない方も、興味持って読んで頂けたら嬉しいです!
6000字以上の大ボリュームなので目次を参考にしながら読みやすいように読んでくださいね!
0 概要
そもそも企画を知らないという方にざっくり説明。皆さんが書いた記事を僕が読んで、そこから抱いたイメージを音楽で表現して楽曲を作る企画です。
2021年の4月に開催した第1回大会に続き、今回が二度目でした。
▼第1回の詳細はこちら(2021/03/31)
▼第2回の詳細はこちら(2021/05/21)
1 そもそも
これは別の記事でも書いていますが、記事に単純なテーマソングをつけるみたいなことはあまり考えていません。その記事の根底にある想いまでたどり着き、自分のフィールドである音楽で自分なりに再現するということを大切にしています。
曲の制作においては他の方の作品の根底にあるものが曲のエッセンスになるので、当然、自分の音楽的なDNAに含まれない要素もたくさんあります。新しい要素がぶつかって新しい景色が見られることが、この企画の好きなところです。
もちろん、コラボ相手のnoterさんにとってもそれは同じようです。企画用に記事を書き下ろした方は(僕の記憶が正しければ)いらっしゃらなかったので、記事を書いた時点ではそれが曲になるとは思っていなかったわけですよね。だからこそ、完成品を聴いて頂いたときのリアクションが毎回嬉しかったです。
イメージにピッタリ!というお褒めの言葉も、もちろんめちゃくちゃ嬉しいですし、意外だったとか、新鮮だったというようなコメントも、とっても嬉しいです。
今回は17名もの方々に参加いただき、17個の新しい景色を見せてもらってきました。改めて、みなさんありがとうございました!
それぞれの作品は、数が多いので記事の最後部にてまとめて紹介いたします。
2 反省
第2回を終えてみて、一番の反省は、規模感をコントロールできなかったこと。
1曲目が完成したのが5/28なので、丸3か月以上もかかってしまいました。
ひとり当たり概ね3日~7日ほどのペースで制作してまいりました。これは、僕にとっては遅くとも1曲1週間という結構なハイペースなのですが、参加者の方からすると何週間、何か月も待たないといけないわけです。
企画を立ち上げたときはそこまで気が付いていませんで、進めていくうちに徐々にその深刻さを思い知りました。応募順で制作させていただきましたが、順番が後ろのほうだった方は2か月も3か月もお待たせしてしまい、恐縮でございます。
そんな長期間にも拘らず待っていてくださって、本当にありがとうございました!!
3 楽曲について
楽曲については、各ページから無料でダウンロードできますが、1ページに統一されておらず、まとめて順番に聴こうと思ったら多分けっこう面倒くさいです。
アルバムとしてまとめてほしいというお声もありましたので、現在、準備を進めています。
Sound Cloudにて一つのアルバムとしてまとめる予定です。ストリーミングもダウンロードもできるはずなので、こちらは整い次第ご案内しますね!
4 今後の開催
ありがたいことに、3回目以降の企画を希望されている方も少なからずいらっしゃるので、近日中に第3回を開催予定です。
ただ、次回は2の反省を踏まえて何らかの制限を設ける可能性があります。
基本的に自由なクリエイトの交流の場なので制限を設けることは不本意なのですが、曲ができるまであまりにもお待たせしてしまっては本末転倒だと思うので、そういった意味での制限です。
詳細は決定次第、記事にて発表しますので、参加を検討されている方は楽しみにお待ちください!
もうひとつ大きなお知らせとしては、サークルの開設を予定しています。
「記事から曲」のように企画化すると、時間的・人数的な制約を設けざるを得ない場合があるので、もっと自由度を高く継続的に活動できる場所としてサークルの開設を考えています。
サークルを作るからには僕と皆の目線が合致していないといけません。参加者同士で一緒に何かを作る双方向性の場所にするのか、あくまでも僕が何かを発信する一方通行的なものにするのかで、やることが全然違いますからね。
そこで、ひとつアンケートにご協力いただけないでしょうか!!
サークルや企画は持ちろん、その他の活動においても今後の指針とさせていただきますので、是非ともよろしくお願いします!
回答期限は9/7 迄です。よろしくお願いします!
5 全曲解説&クレジット
最後に、参加者の方々・記事・曲・コメント、をそれぞれ紹介します。
M1 smile(すみかさん『母の日をアップデート』より)
企画を立ち上げて真っ先に立候補してくれたすみかさん。ありがとうございました!
記事にも書きましたが、母の日を「アップデート」という姿勢がとにかく素敵な記事でした。曲については、ジャズブルースな雰囲気で自分らしい1曲だと思います。
▼すみかさんのプロフィールはこちら
▼すみかさんの記事『母の日をアップデート』はこちら
▼smile 視聴、ダウンロードはこちら
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M2 Heartbeat (歌原香菜さん『本音で生きるということは』より)
記事の軸になっている「本音」というキーワードから、ぶれない様子を連想し、ギターリフの曲に仕上げました。レスポールを気持ちよく弾けたロックサウンドな曲ですね。
▼歌原さんのプロフィールはこちら
▼歌原さんの記事『本音で生きるということは』はこちら
▼Heartbeat 視聴、ダウンロードはこちら
▼Heartbeat 制作背景はこちら
M3 EXIT (kesun4さん)
夜空に穴が開いているという、kesun4さんの感性が冴えわたる作品でした。そのシャープなイメージを大切に、ギターも伸びやかなトーンを狙って弾きました。
▼kesun4さんのプロフィールはこちら
▼kesun4さんの記事『夜空に空いた穴』はこちら
▼EXIT 視聴、ダウンロードはこちら
▼EXIT 制作背景はこちら
M4 チョコレートケーキ(yuca.さん『0202:パンジー』より)
大人の恋愛を描いた甘くほろ苦いyuca.さんの作品。一見するとパンジーとチョコレートケーキは縁遠く見えますが記事を読んで頂ければその謎はきっと解けるかと。
曲については、ギターとサックスの掛け合いやジャズピアノで大人な雰囲気を演出しました。
▼yuca.さんのプロフィールはこちら
▼yuca.さんの記事『0202:パンジー』はこちら
▼チョコレートケーキ 視聴、ダウンロードはこちら
▼チョコレートケーキ 制作背景はこちら
M5 As you are (石宿アオさん『プロローグ メンタルぼろぼろ、借金まみれから4分の3ニートに立ち直るまで』より)
タイトルにもありますが大変なご経験をされてきた石宿さんが新たな人生を歩むまでの道のりを記されたエッセイです。曲を作るにあたっては、大変な状況の中でも前を向いて一歩踏み出す勇気や、現状をありのままに受け入れる素直さなどから爽やかな印象を持ったので、アコースティックで軽やかに仕上げました。
▼石宿さんのプロフィールはこちら
▼石宿さんの記事『プロローグ メンタルぼろぼろ、借金まみれから4分の3ニートに立ち直るまで』はこちら
▼As you are 視聴、ダウンロードはこちら
▼As you are 制作背景はこちら
M6 traffic(清世さん『人と人のあいだにあるもの』より)
清世さんはもうnoteで知らない人いないくらい有名なので割愛します。
嘘ですw
人と人とが瞬間的・刹那的にコミュニケイトするやりとりについて語られた記事。曲では、アンプのマイク録りを行って生のアナログな雰囲気を演出しました。ちょうどこのころDAW(音楽制作ソフト)が変わったので曲の質感もそれまでと少し異なっています。
▼清世さんのプロフィールはこちら
▼清世さんの記事『人と人のあいだにあるもの』はこちら
▼traffic 視聴、ダウンロードはこちら
▼traffic 制作背景はこちら
M7 Story (小川 功治朗さん『ネバーエンディング・ストーリ』より)
戯曲家になるまでのご自身の来し方をまとめられた三部作。夢や表現に対する熱い想いや姿勢に自分も共感しつつ、胸が打たれました。曲では平たんではなかったであろうその道のりを少しでも表現できるよう、変拍子や不協和音をたくさん取り入れた不思議な展開の曲になっています。
▼小川さんのプロフィールはこちら
▼小川さんの記事「ネバーエンディング・ストーリー」はこちら
▼Story 視聴、ダウンロードはこちら
▼Story 制作背景はこちら
M8 虹(そら<語らず屋>さん『気になっています。』より)
そらさんご自身についての曲をテーマにしたいとのことで、そのためにそらさんを端的に表す記事をいくつかまとめたもので応募してくださいました。
この曲は、もう直感です。それぞれの記事の内容とそらさんの全体的な雰囲気からテレキャスターをかき鳴らして出来上がった邦ロックな曲です!
▼そらさんのプロフィールはこちら
▼そらさんの記事「気になっています。」はこちら
▼虹 視聴、ダウンロードはこちら
▼虹 制作背景はこちら
M9 home(樹里さん『鐘』より)
弟さんのご結婚によせて書かれた記事。そこには、結婚を祝福する想いはもちろん、少しばかりの寂しさも滲むあたたかいものでした。曲で表現するにあたっては、そういった樹里さんの優しさやあたたかさを表現したく、アコースティックで柔らかくアレンジしました。
▼樹里さんのプロフィールはこちら
▼樹里さんの記事『鐘』はこちら
▼home 視聴、ダウンロードはこちら
▼home 制作背景はこちら
M10 フィエスタ(shinoさん『踊り子ビアンカ』より)
フラメンコを題材にしたshinoさんの詩。強気な女性の存在感が一貫しつつも物語が進んでいくさまが見事です。
曲としてはフラメンコなのでスパニッシュな雰囲気をイメージして作りました。この曲からスタエフでの制作配信も始めましたね。あくまでも客観的な意見ですが、ギタリスト的な目線では17曲の中でも特に好きな1曲です。
▼shinoさんのプロフィールはこちら
▼shinoさんの記事『踊り子ビアンカ』はこちら
▼フィエスタ 視聴、ダウンロードはこちら
▼フィエスタ 制作背景はこちら
M11 ウケトッテ (cofumiさん『手毬-詩-』より)
悲しく切ない世界観がこころをつかんで離さない詩でした。その切なさと手毬という和風なアイテムの掛け算で日本民謡×ロック(それも重ための、ゲイリームーア的な、泣きのギター的なやつ)をテーマにしました。
17曲の中で唯一、僕の歌声がサンプリングで入っています。
▼cofumiさんのプロフィールはこちら
▼cofumiさんの記事『手毬-詩-』はこちら
▼ウケトッテ 視聴、ダウンロードはこちら
▼ウケトッテ 制作背景はこちら
M12 with you (ミエハルさん『ラブレター』より)
中学生女子の初恋を描いた甘酸っぱい小説。キュンキュンしながら曲作りしてました(笑)。
舞台が中学校だったこともあって、リコーダーを主旋律に持ってきてギターは(前半は)黒子に徹しております。中学生と僕がバンド組んだらこんな感じになるかもしれないですね。
▼ミエハルさんのプロフィールはこちら
▼ミエハルさんの記事『ラブレター』はこちら
▼with you 視聴、ダウンロードはこちら
▼with you 制作背景はこちら
M13 ゼッタイレイド(あこはるかさん『コーヒーの一枚 4』より)
アイスコーヒーから曲を作ったのは、さすがに初めてです(笑)。
ただ、思ったより制作はスムーズで、写真を見たイメージがズバッとすぐ降りてきました。夏の暑さと、ほっと一息つきたいコーヒータイムのまったり感をうまく掛け合わせられたのではないかと思います。後半のギター良いよね。誰が弾いてるんですか?このギター。
▼あこはるかさんのプロフィールはこちら
▼あこはるかさんの記事『コーヒの一枚4 はこちら』
▼ゼッタイレイド 視聴、ダウンロードはこちら
▼ゼッタイレイド 制作背景はこちら
M14 なごみ(せき@オリックス好き放送作家さん『「まごころで、包む」からこそ食べたくなる地元の神スイーツ』より)
せきさんの地元にある有名な薄皮饅頭に込められた想いを綴ったエッセイです。その想いはもちろんのこと、せきさんご自身のエピソードと重なり、どこか優しい気持ちになりました。曲は、饅頭を召し上がっていたカフェで流れていそうなジャズ風のインストです。
▼せきさんのプロフィールはこちら
▼せきさんの記事『「まごころで、包む」からこそ食べたくなる地元の神スイーツ』はこちら
▼なごみ 視聴、ダウンロードはこちら
▼なごみ 制作背景はこちら
M15 STANDER(丸武群@峮峮(チュンチュン)応援noteさん『224.たぶん小説「僕が峮峮(チュンチュン)にハマってから」』より)
台湾のチアガール、峮峮を応援する記事。そこに記された峮峮の壮絶な人生に驚きました。度重なる不運にもめげず前を向いて立ち上がり続ける峮峮のタフさからSTANDERと名付けた応援ソングな一曲です。
▼丸武群さんのプロフィールはこちら
▼丸武群さんの記事『224.たぶん小説「僕が峮峮(チュンチュン)にハマってから」』はこちら
▼STANDER 視聴、ダウンロードはこちら
▼STANDER 制作背景はこちら
M16 Color me Blind (Masakoさん『わたしのことを一番よく知っているのはだれ?』より)
ご自身のイメージについてお知り合いに尋ねたところ、何通りもの答えが返ってきたというMasakoさん。そのことから、自分に対して持つイメージは自分の味方も他人の味方もすべて正しいという考えを記されていらっしゃいました。
そのことから、曲では相反する要素を敢えて対立させながら全体として成立するようなまとめ方を工夫しています。
▼Masakoさんのプロフィールはこちら
▼Masakoさんの記事『わたしのことを一番よく知っているのはだれ?』はこちら
▼Color me Blind 視聴、ダウンロードはこちら
▼Color me Blind制作背景はこちら
M17 again (ピリカさん『すまいるスパイス』へ)
最終曲となった17曲目はピリカさんがつぶやきにて応募してくださいました。アンカーで定期的に更新されている音声配信のテーマソングとして使ってみたいとのことだったので、いくつかの放送回を拝聴しイメージを膨らませました。
番組の名前が「すまいるスパイス」。1曲目ですみかさんに制作した「smile」と偶然重なったことも、最終曲にふさわしい感じがして好きです。
▼ピリカさんのプロフィールはこちら
▼ピリカさんの「すまいるスパイス」はこちら
▼again 視聴、ダウンロードはこちら
▼again 制作背景はこちら
Special Thanks to them all,
AND この記事をいま読んでくれているあなたへ!!
追記
クレジットでおなか一杯になって忘れていそうなのでリマインド。
アンケートよろしくお願いします!
みなさまの支えのおかげで今日を生きております。いつもありがとうございます。