「第8章 懐かしのリスボン Lisboa Antiga」アントニオ・タブッキの「レクイエム」で巡るリスボン
リスボンの街を、魚に乗って浮遊したかのように巡った主人公は、その夜再びアルカンタラ桟橋を訪れる。会う約束をしていた「詩人」に会うために。この詩人は、物語のどこにも書かれてはいないが、間違いなく「フェルナンド・ペソア」である。
そういえば、ペソアも旅行記を書いてる。「ペソアと歩くリスボン」。
実はこの本も「レクイエム」と同時期に購入して、初リスボンの前に
読もうと試みたが、最初の数ページで本を閉じてしまった。実際に行った後ならまた違った印象を持つかもしれない、と何度もトライは