ソフトウェア開発201の鉄則: 原理18:一般:ユーザ用のマニュアルが短くて済むようにソフトウェアを作成せよ

要旨

* マニュアルが短ければ短いほど、ソフトウェアの品質は良いものだ
* 説明を必要としなくても使えるのが良いソフトウェア。大量のマニュアルは、ソフトウェアの品質をカバーしたりは、しない
* 標準品を用いる、一目でわかるアイコン、慣れ親しんだUX を使う、といったアプローチが挙げられる
* ソフトウェア開発者は、トリッキーなインターフェースのような「特殊な」ものを好み勝ちだが、顧客は、簡潔でわかりやすいものを好むものだ

解説

これ、明確に、ソフトウェアの品質を図る指標としていい。どんだけ説明しなくて済むか。試しに、まったく説明せずに他人に使ってもらうとよい。

モバイルアプリなら、インストールしたモバイル機器だけ渡す。

ライブラリやミドルウェアなら、ソースコードとAPI リファレンスだけ渡す。

そんで、どれだけ問い合わせがあるか。

難しい仕様にして、結果問い合わせがいっぱいあって、一生懸命仕事して、それが優れている、と思うエンジニアは、残念ながら、多い。

「全くの逆」なのだ。問い合わせなんかなくとも使えるのが、いいソフトウェア。頭ン中をこの瞬間から切り替えよう。

元々、難しいものは、可能な限り平易に。易しいものは、やさしく。それができるのが、優れたエンジニアである。


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