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「考えすぎ」って言わないで

たった今私は夫と話し合いをしていた。

誰かとの間に問題が起きたときに、私は反省する。でもその反省の仕方があまりよくないらしい。ということで、こういうことを言われたんだ。

「それは君の考えすぎだよ」

私は号泣した。

ちなみにこの「それは君の考えすぎ」という言葉、心療内科のお医者さんにも言われた。

その時も私、診察室で号泣した。

夫も、お医者さんも、驚いていた。

お医者さんは言う。

「えっ、えっ、どうして今泣いちゃった?」

私が泣いた理由は、「責められた」と感じたから。およそ24年間、何度も何度も言われてきた。それでもいわゆる「考えすぎ」は変えられなかったから。


私は誰かと喧嘩した時、「何なんだよあいつ」とこぼすこともあるけれど、基本的に、自分がうまく立ち回れなかったから「悪化してしまったのではないか?」と内省する。

つまり、「自分にも原因はあると考える」というわけである。

ここまでならいいのだが…

私の場合、ここからが問題らしい。

ある人に罵倒された時、明らかにその人が精神疾患で妄想的だったとしても、私は反省してしまう。これも私の気にしすぎらしい。

そしてその先である。

そうか、私のこれまでの行動はこの人にとって嫌なことだったんだ。ということは、他の人にとっても嫌がられていたかもしれない。

そうやって派生させてしまうこと。

そして私は、皆に申し訳なくなったり、これまでの私が否定されたような気持ちになったりして、心が壊れていく。

あと、自分がうまく立ち回れていないことを誰に言われずとも自分で責めて、そのコミュニティから姿を消してしまう。

朝がキツくて一限の授業に出られなくてフェードアウトしちゃうのもそう。

大学時代に僅かばかり所属していた楽団もそう。

片手に入るくらいしか参加しなかったアマチュア楽団もそう。

だーれも責めてないのに自分で自分を責めて、コミュニティから自分を消してしまうところがある。


夫との話し合いの結果。

他人の気持ちは想像しない。

相手の感情は直接言われてから考える。


夫はお医者さんじゃあないけれど、世界で一番話に付き合ってくれる相手である。

でももう、「考えすぎだよ」とは言わないでね。


最後まで読んでくれてありがとうございます。

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瑠璃
あなたのこと忘れない