今日も昨日の続きから始めよう
今日もまた、憂鬱な朝を迎えた。
スリープモードのPCと半端に残ったコーヒー。就寝準備もままならないソレは、正しく寝落ちであった。一見タスクに追われた勤勉な学生に見えなくもない状況であるが、真相は違う。寧ろ、ここ最近睡眠量が格段に増えたのだ。
曰く、現実逃避。
タスクに喰われた怠惰な学生による一次的な脱却。今はその、続きであった。寝起きにしてはクリアな思考から、先の睡眠は浅かったらしい。起きて早々欠伸が止まない。あと首が痛い。
寝落ちの一番の欠点は、最悪のコンディションで眠ることによる後悔だ。せめて布団に入っていれば良かった、と息を吐く。
憂鬱な朝、時刻はまもなく5時を迎えようとしている。
口から洩れた溜息は、既に欠伸に変わっていた。