高専推薦入試のお話 その2

こんにちは、最近になって全国的に雪が降り、北日本では大雪が降るようになりましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

当記事は、前回の投稿「高専推薦入試のお話 その1」の続きとなっています。全記事では「評定・作文」のコツをお伝えしました。気になる方はぜひこちらもどうぞ!
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それでは、今回は「面接」についてお話ししていきます!

長文になりますが、相応の手がかりはあると思ってます!ぜひお付き合いくださいませ。

私は中学生の時から、何かと人前で喋る機会が多く面接に苦労はしなかったので、面接に対する自分の考えをお話ししますね。

面接に苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。苦手意識を持っている人には2つのケースがあると私は思っています。

①何を喋れば良いかわからない
②自分のしたい事が分からない

(もし他の悩みなどあればぜひ教えてください!今度取り上げるかもしれません!)

今回は①「何を喋れば良いかわからない」という悩みから取り上げてみましょう

【何を喋れば良いかわからない】
根本的なことを一つ。
面接って「自分の見栄を張る」ところではありません。試験官はあなたがどんなことをしていたのかが知りたいんです。

…..あれ?これって日頃から普通にしてませんか??友達から「どんなアニメ見るのー?」「どんな音楽聴くの??」という話は多かれ少なかれありますよね。実はこれとまんま同じなんです。
もし「どんなアニメ見るのー?」と聞かれて、アニメを見ていないとしたら「アニメ見ないんだよねー、なんかオススメある?」もし嫌いだとしたら「〜だからあんまり好きじゃないんだよね」という自分の主張が出来上がりますよね。

普段の何気ない会話の中に面接の要素が入っていながらも、それ要素を見逃してしまっているだけなんです。
少しで構わないので、友達との会話で質問があったら「あ!進○ゼミで出たところだ!」の感覚で結構なので意識してみてください。

とまぁここまでは面接に対する考え方・捉え方のお話でした。
次が実践編ですね。

勘違いしてはいけない大切なことが1つだけあるので、ぜひこれだけは知ってからブラウザバックしてください汗

大切なこと、それは

面接=暗記 では無いこと。


中3の頃、同級生の面接の手伝いをする機会が何度かあったのですが、「質問内容を元に話したいことを暗記」していることがあったのです。「なぜ暗記がだめなの?」という方もいると思うので補足すると、
暗記する。つまり覚える必要があるからです。小中学生の国語の授業で「暗唱」って皆さんしませんでしたか?(徒然草とか枕草子、竹取物語…etc)暗唱しているその時って、どこ見てました?目を開けてはいるけれど、どこにもピントはあってなかったのではないでしょうか。それがあまりよろしくないんです。それって、会話じゃなくて、独り言に近い状態になっているんです。相手に伝えるのが目的ならば目を見てなんぼです。(補足しすぎましたね…)

寄り道しすぎましたね…すみません
面接=暗記ではないことを理解した上でお話ししていきます。
面接ですらすらと自分の主張を伝えるコツは、
伝えたいことを「箇条書きにして」で暗記する、です。さっきと言ってることが真逆じゃないか!とお思いかと思いますが、裏切られたと思って読んでみて(時間があったら実践してみて)ください。


1、面接官からされるであろう質問をいくつか考える。
例として、おそらくどの学校の面接でも取り扱われる質問である「なぜこの学校を選んだのか」で考えてみましょうか。

2、この質問に対するアンサーを箇条書きにしてあげてみてください。
例 1.他の人と違うことがしたいから
  2.中学の時から、ものを作る・考える事が好き
  3.この学校のあんな活動にとても興味を持った
  4.研究してみたい

3、今あげた内容を使って、短文を作ってみてください。


中学の頃からものを作ることが好きで、学校に入学してからも、今まで経験や、これから学校での勉強を生かし、さまざまな研究をしてみたい。
(2、4つ目をミックス)

私は、普通に生活していたら体験できないであろう様々な活動をしたいと以前から思っていて、この学校の、〜の活動でなら素晴らしい経験が積めると思ったから選んだ。(1、3つ目をミックス)

などなど…相性が良さそうなもの同士を繋げてみると書きやすいはずです。より濃密な文章にしたいのであれば、「”なぜ”興味を持ったか」「”どのようにして”ものを作ることが好きになったか」などHOW(どのようにして)、WHY(なぜ)をかる〜く考えてみて。考えすぎは禁物。

ここでポイントなのは、綺麗な文章をかこうとしないこと。(字の綺麗さではなく、言葉遣いね)
かしこまった文章や堅苦しい言葉はにはゼッタイに書かないでね。

4、作った文章をめっちゃ短くする。
短文をさらに短くしてみてください。


Before
1.中学の頃からものを作ることが好きで、学校に入学してからも今まで経験や、これから学校での勉強を生かし、さまざまな研究をしてみたい。
2.私は、普通に生活していたら体験できないであろう様々な活動をしたいと以前から思っていて、この学校の〜の活動でなら素晴らしい経験が積めると思ったから選んだ。
After
1、作ること好き、過去の経験、勉強生かし、研究
2、普通じゃできない活動したい、ここなら経験詰めそう
使いたいワード以外をできる限り削ぎ落としてください。

5、文章を復元する
Afterで作った文章だけ見て即興で文章にしてみる。

ここでは、高い再現を目指さず、自分が頭を使わないで口から勝手に出てくる言葉で文章を作って下さい。


これで終わりです。
どうでしょうか?受け答え考えるの楽になりませんか?

「箇条書きにして」で暗記する の意味を理解していただけたのではないでしょうか。

全部を暗記せずに話したい内容、つまり”自分の本音”の部分だけを抽出したら簡単に話せそうに感じませんか?

自分はこんな感じのこと脳内でやってました笑


次回は、【自分のしたいことが分からない】というお悩みについて、お話ししようと思います!お楽しみに〜

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