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【インタビュー】日本発の検索AI、Feloの中の人に使い方を聞いてきた

 [読了目安: 3分]

NO AI(人間が書きました✍️)

AI系ポッドキャスト(耳で学ぶAI)運営の矢野哲平(@robothink_jp)です。この記事では日本発の検索AI、Feloの中の人に使い方や開発秘話を聞いてきました。詳しいインタビュー内容はポッドキャストに収録しています。

noteではインタビューで伺ったFeloの使い方や開発秘話を解説します。

日本発の検索AI、Felo

Feloと書いてフェローと読みます。2019年創業のAIスタートアップ、Sparticle株式会社が開発する検索AIプロダクトです。
もともとSparticle株式会社ではtoB寄りのAIプロダクトを開発していました。そこからRAG技術が登場し、RAGと今まで会社で培った技術でなにかできないか?ということでtoC向けのFeloが誕生したとのことです。

Feloの強み

検索AIサービスは他にもあります。例えば、アメリカのPerplexityや中国のGensparkが有名でしょう。
日本発のFeloではこれらの検索AIにはない特徴があります。
大きく挙げられるのは3つ。世界中あらゆる言語の情報を日本語で検索できる点。
そして、検索した情報をプレゼンテーションやマインドマップとしてアウトプットできる点。

検索結果をマインドマップで出力

現時点で言うとプレゼンテーションやマインドマップのアウトプット機能は他の検索AIには搭載されていない機能です。これらの機能の使い方は後ほど解説します。

Feloの使い方

使い方はいたってシンプル。会員登録不要でサイトにアクセスすれば利用できます。

チャット画面があるので知りたい情報を入力して検索してみます。

無料の会員登録をすることで過去の質問履歴を参照できます。

マインドマップ

回答の下側に"マインドマップ"の項目があるのでクリックしてみましょう。
回答結果をマインドマップとして出力できます。

ちなみに、このマインドマップはコピペしたりダウンロードすることができます。日本人大好きマインドマップ💪

プレゼンテーション

もう一つの機能であるプレゼンテーション。回答結果をスライド化できます。
回答画面の右上、"プレゼンテーションを生成"から作成できます。
以前まではプレゼンテーションのオンライン編集はできませんでした。
ちょうど収録日の翌日にオンライン編集機能が実装されると伺っていました。
今まではプレゼンテーションを作成👉ダウンロード👉ローカルで編集という流れでしたが、これからはダウンロードせずにオンラインで編集できます。作業効率が上がる…!

様々なデザインテンプレートが用意されている

有料版

Feloには有料版もあります。有料版ではProサーチを利用でき高性能なAIモデルを使えます。2024年10月時点で、
- Claude 3.5 Sonnet
- OpenAI o1 mini
- Gemini 1.5 Pro
- Llama 3.1 70B
を利用できます。無料版ではGPT-4oのモデルとなります。

なお、金額は2,099円。生成AIの高性能モデルを利用する場合、各社の有料プランに加入する必要があります。相場が大体、20ドルくらい(約3,000円)なのでFeloの有料プランに一本化し他社のAIモデルを使うという選択肢もアリですね。

トピックで情報を整理

トピックという機能があり回答を整理できます。いわゆるカテゴリ分類のようなものです。
例えば、ChatGPT関連、Gemini関連、Claude関連というようにトピックを作っておけば情報を効率的に管理できます。
トピックで分類👉マインドマップで情報を可視化👉スライド出力の合わせ技は強力ですよ。
Feloの社内でもプレゼンテーション作成機能は好評とのことです。
ちなみに私はFeloにインタビューをする際にマインドマップ機能で情報の整理をしました。

APIの実装予定

インタビューの中でAPIの実装予定についても質問しました。APIの実装は予定しているとのこと。まず初めに来年頭を目処にtoB向けにAPIを実装する予定とのことです。
そして、その後にtoC向けに提供予定とのこと。
FeloのAPIが実装されれば検索AIを組み込んだサービスを作ることができます。社内向けの情報収集ツールとかも開発できそうですよね。楽しみです!

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