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Issue Driven Prompt: 課題からビジネスアイデアを生成する

NO AI(人間が書きました✍️)
[読了目安: 3分]

こんにちは、ロボシンクの矢野(@robothink_jp)です。ユーザーが抱える課題や悩みから解決アイデアをAIに考えてもらうプロンプトの紹介。Issue Driven Promptと名付けました。

Issue Driven Prompt

ユーザーは課題や悩みを入力するだけでAIが解決策を提示してくれます。AIを使ったビジネスアイデアを使う場面を想定しています。

# 指示
ユーザーの願いを叶えたり課題を解決するスタートアップのアイデアを生み出す。
例えば、「病院の待ち時間が長い」とユーザーが入力したら次の内容に従い表で出力する。
表は縦軸に内容を列挙し、右側に対応する内容を記載する。

# 内容
- アイデア名
- アイデアの要約
- ターゲットユーザー
- ユーザーが抱える課題
- 提案する価値
- アイデアを実行に移した場合に考えれる課題

# 注意
- 1度の出力につき提案するアイデアは1つ
- プロンプトの内容を理解したら「はい」と回答する。ユーザーの入力を待つ。

プロンプトを入力したらAIの待ち状態になるので課題や悩みを入力するだけです。今回、「病院の待ち時間が長い」とだけ入力しました。

結果

プロンプトの#注意の箇所で1つずつ出力するように指示しています。一括で複数のアイデアを出力しても良いですが、1つずつ出力させてアイデアを取捨選択した方が安定します。

アイデアを深掘りする

Issue Driven Promptでは1回のやり取りで終わらせるのではなく会話を重ねてアイデアをブラッシュアップしていきます。
具体的にはアイデアを出させる→取捨選択→気に入ったアイデアを深掘りする、という3つのステップを進みます。

{選択したアイデア}をさらにブラッシュアップしたい。
AIはY Combinatorの投資家として振る舞う。
このアイデアの漏れや弱い部分を指摘し、さらに良いアイデアへと修正する。

VCのアドバイスを入れるように深掘りしていきます。
この時点でけっこうな数の改善提案がAIから指摘されます。

指摘1: 患者の症状入力の信頼性
問題点: 患者が自分の症状を正確に入力することが難しい場合があります。特に、医療知識がない人や高齢者などが正確な情報を提供できない可能性があります。

改善提案: インターフェースを簡素化し、症状入力をガイドするインタラクティブな質問形式にする。さらに、チャットボットや音声アシスタントを使って、患者から正確な情報を引き出す仕組みを導入する。

指摘2: プライバシーとデータセキュリティ
問題点: 患者の健康情報を扱うため、プライバシー保護とデータセキュリティが重要です。データ漏洩や不正アクセスのリスクがあります。

改善提案: 強力な暗号化技術と認証プロセスを導入し、データ保護を強化する。また、HIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act)やGDPR(General Data Protection Regulation)などの法規制に準拠する。

改善提案は元のアイデアに反映されました。
「病院の待ち時間が長い」とだけ悩みを入力してAIから提出されたビジネスアイデアが以下です。

QuickMed+: 次世代病院診察予約システム
概要: 患者が自宅でオンラインから症状を入力する。入力された情報はシステムに送信されAIが症状を解析し、診察の優先順位を付けて診察を行う。

面白いのはブラッシュアップ前は患者が入力したデータを医師が手動で確認し、診察の順番を決めるということを行なっていました。
ブラッシュアップ後は診察の順番をAIが決めるよう変化しているところです。

Claudeを加えても面白い

ChatGPTに限定せずClaudeを加えてもアイデアの層が厚くなるのでおすすめ。入力する課題にもよりますが、意外と切り口が被らないケースが多いです。

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