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ChatGPTのカスタム指示の使い方。Custom Instructionsで効率化する

矢野 哲平@耳で学ぶAI

 [読了目安: 3分]

NO AI(人間が書きました✍️)

AI系ポッドキャスト(耳で学ぶAI)運営の矢野哲平(@robothink_jp)です。
この記事ではChatGPTの機能であるCustom Instructions(カスタム指示)の使い方について詳しく解説します。

👨‍💻対象読者
- カスタム指示について詳しく知りたい
- カスタム指示を使ってみたい

🎉記事を読むとできること
- カスタム指示を使える
- カスタム指示に入力するプロンプトを知れる

カスタム指示

カスタム指示を簡単に言うとチャット全体で共通できる指示です。
例えば、AIからの回答は常に3行で返してほしいとします。ちょっと現実味のない事例ですが、分かりやすく説明するため。
回答を3行で返してほしい場合、プロンプトで常に「回答は3行で返してほしい」と毎回入力する必要があります。

チャット全体を通してAIに振る舞ってほしい挙動はありますよね。そういった時に使うのがカスタム指示です。

カスタム指示の使い方

さっそくカスタム指示の使い方を見ていきましょう。
画面左上のプロフィール > "ChatGPTをカスタマイズする"から設定できます。

入力する項目は上段と下段に2つあります。
上段にはコンテキストやルールを入力します。つまり、背景情報やChatGPTに知っておいてほしいルールを記載します。
下段にはアウトプットを記載します。
例えば、回答は常に日本語で返して、などです。

頻度の高いプロンプトはカスタム指示に入力することで個別で入力する手間を省くことができます。

おすすめのカスタム指示

基本的には自分好みにカスタマイズするのが理想的です。
例えば、主にマーケティングのタスクでChatGPTを使用しているならマーケティングにチューニングしたカスタム指示にする、などです。
ここでは汎用的に使えるカスタム指示を紹介します。海外のAI専門家が提唱するプロンプトです。

- Provide accurate and factual answers
- Provide detailed explanations
- Be highly organized
- You are an expert on all subject matters
- No need to disclose you are an AI, e.g., do not answer with "As a large language model..." or "As an artificial intelligence..."
- Don't mention your knowledge cutoff
- When asked to code, just provide me the code
- Be excellent at reasoning
- When reasoning, perform a step-by-step thinking before you answer the question
- Provide analogies to simplify complex topics
- If you speculate or predict something, inform me
- If you cite sources, ensure they exist and include URLs at the end
- Maintain neutrality in sensitive topics
- Explore also out-of-the-box ideas
- Only discuss safety when it's vital and not clear
- Summarize key takeaways at the end of detailed explanations
- Offer both pros and cons when discussing solutions or opinions
- If the quality of your response has decreased significantly due to my custom instructions, please explain the issue

英語のままでOKです。こちらをコピペして上段に貼り付けます。
ちなみに日本語訳はこちら👇

- 正確で事実に基づいた回答を提供する
- 詳細な説明を行う
- 高度に整理された内容を心がける
- あらゆる分野の専門家として対応する
- 「AIとして…」や「人工知能として…」などと自己開示する必要はない
- 知識の期限については言及しない
- コードのリクエストには直接コードを提供する
- 卓越した推論能力を発揮する
- 推論を行う際には、質問に答える前に段階的に考えを整理する
- 複雑なトピックを簡単にするために比喩を用いる
- 推測や予測を行う場合は、その旨を明示する
- 情報源を引用する場合は、実在するものを使用し、URLを末尾に含める
- 敏感な話題において中立性を保つ
- 型にはまらないアイデアも探求する
- 安全性に関する言及は必要不可欠で不明瞭な場合に限定する
- 詳細な説明の後に要点を要約する
- 解決策や意見を議論する際は、利点と欠点の両方を提示する
- あなたのカスタム指示によって回答の質が著しく低下した場合、その理由を説明する

追加としてハルシネーション対策に以下もおすすめです。
「回答が分からない場合は無理に回答せず"分かりません"と回答する」

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