15万円で22Wのレーザー加工機を開封しました2~LightBurnで切断と彫刻の基本操作
組み立てとサンプルカットの次は自分でデータを操作して、カットと彫刻をしていきます。
LightBurnというソフトをはじめて使います。30日間はフリーで使えるようです。
これまでも同じようなソフトを使ってきたので考え方は同じです。ソフト画面内でも簡単な図形は作成できます。より複雑な形状のものは別のCADなどで作成した取り込むことになります。
今回は「神奈川」という文字を彫刻して、まわりを長方形でカットすることにしました。
ここでレイヤというのはカットや彫刻を行う階層のことです。
ここでは最初に黒の部分を「ライン」でカット(スピード650、パワー100)、次に青い部分を「塗りつぶす」で彫刻(スピード6000、パワー35)
しました。スピードとパワーは材料と厚みに応じた推奨値が提供されています。(本来ならば彫刻を先にして、後からカットすべきでした。なぜなら、先にカットしてしまうと、材料が小さくなるため、内部のエアーの勢いで位置がずれる心配があるためです。)今回は2層でしたが、レイヤを上手く利用することで、同じデータでも作品のできが大きく変わることもあると思います。
レーザー加工で重要となるのは、加工開始する位置の設定です。このレーザ加工機はカバーのところにカメラがついているので、位置をパソコン画面に映し出すことができます。これを参考に位置決めもできますが、今回は設定画面の「フレーム」をクリックするとレーザー発振部が実際に移動してくれる機能を使って加工開始の場所を確認しました。
これが思うような場所でないときには、ソフトの方で画像の位置を変えるか、材料が小さいときには材料を手で移動した方が早いです。
設定ができたら「開始」を押してスタートします。もし途中で何かおかしなことが起きたら「一時停止」か「停止」を押すことを忘れないようにして。
さて、5分30秒ほどで、レーザー加工が終了しました。
近くで撮影するとこのような感じです。よくできています。
材料を持ち上げてみるとカットも上手くできていました。
これで基本操作を覚えたので、少しずつ、複雑な形状のものにもチャレンジしていきます。
この機種は材料を置く場所がハニカムではなく、並行に金属板を並べたものなので、隙間があります。そのため、あまり小さな材料を加工するのには向かないです。できれば、加工面積と同じくらいの材料を準備したほうがよいでしょう。あまり細かな端材を使うのには向きません。
ちなみにこの機種の加工面積は、400mm×415mmです。
次はどのくらいの材料の厚みまでカットできるかなど、試していきます。
その3では厚さ10mmの板を切断してみます。
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