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第230回KOBE流行歌ライブ、瀬口侑希・入山アキ子・寺本圭佑が出演 名物コーナーで昭和歌謡をカバー

◆出演者がこだわりの昭和の歌をカバーする「昭和歌謡を歌う」。KOBE流行歌ライブの名物コーナーである。2025年1月16日、神戸・兵庫区の新開地アートひろばでに行われた第230回目の公演では、3人の出演者それぞれが昭和の名曲を披露した。

第230回KOBE流行歌ライブ
の出演者たち

 「幸せに遠い岬」を24年9ら月にリリースした瀬口侑希(日本クラウン)はこの新曲とカップリングの「あした川」を披露すると共に、昭和歌謡を歌うのコーナーでは沢田研二の「勝手にしやがれ」を歌った。
 来場者の多くは懐かしい昭和の演歌、歌謡曲が大好き。そんな要望に応えるコーナーである。

写真・瀬口侑希

 「私と同じ兵庫県出身の阿久悠先生が書かれた作品の『勝手にしやがれ』を選びました」と瀬口。
 カラオケでも良く歌われているこの楽曲は、歌と共に沢田特有の振り付けが特徴でもある。瀬口も衣装は着物ながらも、キメのポーズを見せていた。
 また、関西を舞台にしたオリジナル曲「千年の恋歌」「須磨の雨」も聴かせた。


 この日のライブのオープニングでステージに上がった入山アキ子(テイチクエンタテインメント)は飛び切り元気いっぱいに、去年リリースした16年前のテイチクデビュー曲「ザンザ岬」のニューバージョンで幕を開けた。
 新たな挑戦を繰り返す入山は昭和歌謡の中から男歌の名曲をカバーしたアルバム「昭和歌謡オトコウタ」(14曲、23年)を出している。昭和歌謡のコーナーでは、この中から石原裕次郎の「北の旅人」を歌った。

写真・入山アキ子

 入山のこのアルバムはキャンディーズを手がけた音楽プロデューサーの松崎澄夫がプロデュースした。「事前に300曲に及ぶ男歌の中から、私の声に最も合った曲を半年をかけて選んでもらいました」(入山)。
 自身の歌唱コーナーではオリジナル曲に混じって、アルバムに収録したチョー・ヨンピルの「釡山港へ帰れ」も歌っていた。


 去年は年間1500会場でのライブを全国で展開してきた寺本圭佑(ユニバーサルミュージック)は、その人気曲である「折鶴夜曲」「望郷本線」最新曲「ほおずり」などを歌った。
 昭和歌謡のコーナーでは山川豊の「アメリカ橋」をカバーした。彼が大好きだというこの楽曲は、歌の道へと踏み出す大きな影響を与えた忘れられない1曲でもあった。

写真・寺本圭佑

 寺本の歌手デビューは15年前。33歳になっていた。当時の名前は東大寺四郎。その後、シンガーソングライターの小田純平に師事して現在の名前に改めている。
 15年前のデビューのきっかけを作ったのが、山川の「アメリカ橋」であったというのである。
 「NHKのど自慢に出場した時のゲストが『アメリカ橋』を歌った山川さんでした。その際に〈訪ねておいで〉と声をかけてもらって、後に訪問したのが最初でした」
 現在も交流は続いており、「衣装も沢山頂きました」というほど。
(Music news jp 曽崎重之)
@3543

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