浅田あつこ、デビュー以来続くクリスマスディナーショー 30周年の今年はオープニングの花魁の衣装からエンディングのゴールドのドレスまで華やかな衣装で魅了
◆30周年を祝うのにピッタリな煌びやかな花魁衣装でステージ中央から登場した歌手浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)。周年記念曲の「道行き」から歌い始めた。作詞家のもず唱平がこのところ書き続けている遊女をテーマにした楽曲である。
歌い終わって司会者の問いに答えて浅田は「この衣装はとても重たいのです。帯は遊女らしく前で結んでいますが、手が疲れたら置くことも出来るし、テーブル替わりにもなります」と、笑わせるところは大阪女のあっちゃんトークである。
ステージでくるりと回って衣装を見せて前作の「海峡雪しぐれ」から「恋待ち花」までオリジナル曲4曲を歌う。
30年のスタートなったのは「想い花」であった。大阪・心斎橋筋を練り歩いたなど、デビュー当時の思い出や懐かしい写真もスライドで紹介した。
この「想い花」のステージでの歌唱では、大阪府立泉尾工業高等学校ファッション工学科の生徒が制作した真っ赤な遊女ドレスを着て歌を披露した。
会場には制作に携わった代表の4人がステージに上がって、衣装を身に付けた浅田のイメージについて訊かれると、「可愛いデザインを心がけましたが、初めて見る浅田さんは綺麗で可愛かったです」話していた。
中国語で「道行き」
先ごろ浅田は、大阪市と中国・上海が姉妹都市になって50周年になることから、上海で初の上海コンサートを開いている。そこで中国語で披露した「道行き」を、ディナーショーでは1コーラスだけ中国語で聴かせた。
今度は赤と白の水玉模様の可愛らしいドレスに着替えて、カバー曲の「フレンズ」「残酷な天使のテーゼ」などを客席を回りながら歌うと、ファンは大喜び。
恒例となっているジャンケン大会では毎年、勝ち残った1人に大きなクリスマスツリーがプレゼントされる。今年は兵庫県尼崎市からやって来たという男性に手渡った。
この間に衣装チェンジをした浅田はキラキラと光り輝くゴールドのドレスで現れた。「鯨の浜歌」「三年たったらここで…」「道行き」と続けて、エンディングもオリジナル曲の「ありがとう」を歌った。
浅田は「30年歌い続けることが出来ました。今も充実した日々を送っています。来年もまたここでお目にかかりましょう。おおきに〜!」と、贈られた花束を手に会場を後にした。
(Music news jp 曽崎重之)
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