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大阪発流行歌ライブに美貴じゅん子・こおり健太・塩乃華織・里野鈴妹・つかさ学が出演

◆ 美貴じゅん子(テイチクエンタテインメント)こおり健太(徳間ジャパンコミュニケーションズ)塩乃華織(日本クラウン)里野鈴妹=さとのすずめ(同)つかさ学(同)の5人が出演した第325回大阪発流行歌ライブが2024年11月20日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで行われた。

写真・5人の出演者たち

 来年でデビュー30年を迎える美貴じゅん子は、21年に17年ぶりに古巣のテイチクに復帰。今作の「海峡流れ星」で復帰4作目になる。
 ライブではこれをはじめカップリング曲の「三日月まいご」など5曲を歌った。「海峡ーー」は復帰4作続けて岡千秋の作曲で、作詞は前作に続いて石原信一である。いつか必ず逢えると信じる一途な想いを歌う。

写真・美貴じゅん子

 自身のコーナーでは前々作の「雪の海」から歌った。2曲目には23年前の「バラの香水」(2001年)を選曲し、「色褪せさせることなく、歌い続けていきたい」と話して、客席をラウンドした。
 来年6月にはデビュー30周年を記念したディナーショーも予定している。


こおり健太は「おんなの宿」(大下八郎)「恋あざみ」(勝彩也)「他人船」(三船和子)の3曲をカバーしてメドレーで歌って客席をラウンドしたほか、新曲の「裏町螢」などを歌った。
 「裏町螢」をこおりは「寂しい歌ですが、主人公の女性のどこか可愛らしいところが見え隠れする作品です」と紹介して歌を聴かせた。

写真・こおり健太

 この楽曲に併せて東京・四ツ谷に居酒屋を開店、リーズナブルな酒や肴を提供している。「こおりがバイトを始めているーーといった噂もあったほどです」と笑う。
 「店を始めた事で新しい世界が広がり、それが歌にもつながってきます」とも。
 こおりはまた、デビュー17年目を迎えており、「ようやくここまで来たんだなぁ、という気持ちです」と話していた。


 塩乃華織は新曲「雪挽歌」とカップリング曲「運命と踊りましょう」をはじめ6曲を歌った。「新曲は許されない恋を選んだ女性が主人公の歌です」と、今までの作品の中でも力強さを感じさせる楽曲でもある。
 「運命とーー」はムード漂うジャズバラード。「表題曲とともに西つよし先生の作曲で、カップリング曲は〈色っぽく歌って〉と要望されました」と塩乃。

写真・塩乃華織

 このほか前作で去年の日本クラウンヒット賞敢闘賞を受賞した「白夜行」とともに、能登の七尾線を走る特急花嫁のれんが登場する「七尾線」も歌った。
 これを運行しているJR西日本によると、今年1月に能登半島を襲った地震のため当面の間運転を取り止めているが、塩乃は「能登の復興を願ってステージでは必ず歌っています」という。


里野鈴妹は今年9月にデビューしたばかり。本名の鈴音(すずね)を鈴妹(すずめ)としている。そのすずめつながりで、永井みゆきの「大阪すずめ」村上幸子の「酒場すずめ」をカバーした。
 2000年12月9日生まれの23歳。日本クラウンからもらったキャッチフレーズは〈あなたの心に届けたい~スマイル演歌・里野鈴妹〉。確かにステージでは終始、笑顔を絶やさず、元気いっぱいに歌っていた。

写真・里野鈴妹

 プロ歌手への登竜門として知られる「にほんうたまつり」でグランプリに輝いた時の歌唱曲「くちなし雨情」(杜このみ)も聴かせた。


 つかさ学はデビュー14年目。この日はデビュー曲「雨の千日前」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)日本クラウン移籍第3弾で前作の「真心をありがとう」そして24年1月に出した「今はイントロ」の3曲を歌った。

写真・つかさ学


大阪発流行歌ライブ


(Music news jp 曽崎重之)
@3517

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