美貴じゅん子、力強いメロディーで深い愛情を歌った「海峡流れ星」 来年はデビュー30周年 月に百キロ走って元気にパワフルに歌っていきます Music news jp 動画インタビュー0015
◆こんにちは「Music news jp」の曽崎重之です。きょうは来年にはデビュー30周年を迎える美貴じゅん子さん(テイチクエンタテインメント)をお訪ねしました。 美貴さんは、前作の続編になるという「海峡流れ星」を2024年5 月 15 日に発売しています。この新曲などについてお聞きします。(記事の最後に動画インタビューがあります)
ーー 今作はテイチクに復帰して3作目ですね・・・。
「いえ、4作目になります」
ーー 失礼しました。体調はもう休業前の状態に戻っておられるようですね。
「休業前よりも今の方が元気だと思います。歳を重ねましたけれど、健康には毎日、気をつけています。歌も昔より上手くなったね、と皆さんに言っていただけるのが嬉しくて。年々老いては行きますが、健康を1番に元気にパワフルに歌って行きます」
ーー デビューは1996年「ほおずき」で、来年にはデビュー30周年を迎えられます。新曲では美貴じゅん子の新しい歌世界を歌っている、とのことですが、どういった内容の作品なのでしょう。またどのような新しい世界なのでしょうか。
「今作の『海峡流れ星』は前作の『放浪かもめ』の続編ということで、作詞いただいた石原信一先生に、とても素晴らしく心に傷を持つ訳あり女性をテーマに書いてもらいました。去年の『放浪かもめ』の最後は 🎵 飛んで行きたい人がいる 〜 といつたところで終わりました。今作では心に傷を持つ主人公の女性が、またあの人に会いたい、一緒になれると信じる気持ちを流れ星に託して歌っています。深い愛情を力強いメロディーにのせて歌わせてもらっています」
ーー この力強さは、この歌こそ美貴さんらしさを感じさせてくれているようです。カップリング曲の『三日月まいご』は表題曲と違って、ソフトな感じがするんですが。
「『三日月まいご』の方が好き、と言ってもらうことがすごく多いです。本当はこれを表題曲にして、今年はドレスで歌うことが内定していたんですが、最終的には『海峡流れ星』が表題曲に決まりました。こうしたことは私の歌手人生で初めてのことでした。皆さんに検討してもらい、悩んだ結果、自分自身で『海峡ーー』と決めました」
「『三日月まいご』は岡千秋先生が以前から温めていた作品で、〈これはじゅん子に合うから歌ってほしい〉と言ってもらった楽曲でした。いまだにディレクターさんからも、これはいい曲だ、と言ってもらっています。私も映画音楽のような素敵なメロディーが大好きで、キャンペーンやライブでは必ず歌っています」
ーー この曲を初めて聴いた時、あっ、カップリングの方がいいなぁ、と思いました。
「事務所の社長もレコーディング前のレッスンの時には『海峡ーー』を推していたのですが、アレンジが加わりレコーディングが終わってデモCDを聴いてもらうと、〈『三日月まいご』にしたら良かった〉と変わったんです。カラオケ大会のゲストに呼ばれても、皆さんが歌われる楽曲は表題曲と同じくらいにカップリング曲を選んで下さるんです」
ーー 両A面といったような形ですね。
「感じが違った2曲ですが、どちらも作詞の石原先生と作曲の岡先生の熱い想いが詰まった歌なのです。私も真逆な歌い方をしています。宝物と思って歌い続けて行きます」
ーー 話は違いますが、プロフィールを拝見しますとトマトの食べ歩きが好きだとか。食べ歩きとは聞き慣れませんが。
「地方公演とかでレストランや居酒屋さんへ行くと、トマトを使った色んな料理に目にとまって、必ずそれを頂いています。トマトが好きなのはもちろんですが、炒めたり煮込んだりすることで、酸味や甘味が変化が好きなんです。トマトにあふれる生活をしています」
ーー 土地土地によって、また店によってもトマトの味は違うものですか。
「トマトも今は赤いものだけではなくて、黄色やグリーン、茶色といったものもあります。料理によっても味は変わってきますね。トマトの酸味は疲れを癒してくれる味ですよね・・・どうですか。トマトジュースも好きで、今年の夏は暑かったので美味しく頂きました」
ーー 最近はトマトも高くなりましたね。
「高いですね。今年、印象的だったのは、キャンペーンでトマトが好きだーと話をしたところ、CDを買って頂いた方が偶然に、バッグに買ったばかりのトマトを持っておられて、あげますと言ってプレゼントしてもらったんです。とても嬉しかったけれど、とても高いトマトを申し訳なくて。でも嬉しかったです。有難うございました。感謝しています」
ーー ご自分でもトマト料理を作られるんですか。
「どちらかというと、料理は苦手なんですが、煮込んだりトマトパスタにしたりしています」
ーー ところで冒頭でも健康の話がありましたが、ジョギングをしたり酢を摂ったりと健康には留意されているようですが。
「きょうも朝、宿泊先のホテルで走ってきました。アドレナリンが出るというか、やらなきゃ気が済まないというか、朝の準備体操をするのと一緒ですね。走ることでその日の体調が分かるんです。疲れていたり足が重たかったりすると、無理をせずにエネルギーになるうなぎとかトンカツを食べて、風邪をひかない体にして乗り切っています。体調が良い時には軽やかで何処までも走ることが出来るように感じる日もあります。こうした体調の自己管理をするためにも、朝、走っています」
「自慢話のようになりますが、1ヶ月で100キロ以上を走っています。1日にすると4〜5キロになります。結構それなりの歳なので、いつまでこの生活が続けられるのか分かりません。最近は走ることのやめ時はいつにすべきかが気になります。やはり倒れると心配ですし、やりすぎない程度に無理をせずに自分の体に正直にいようと思います」
ーー 元々、体育会系ですか。
「そうですね。中学高校とバトミントンをやっていましたので、走ったり飛んだりするのが好きなんです。ただ全く泳げないので、地上派と言っているんです。プールではビート板を使って、足をバタバタする程度なんです。だから水中派ではなく、地上派なんです」
ーー スリムな体形もこうした運動の成果ですね。
「結構筋肉は付いています。それが衰えないように、栄養は摂るようにしています」
ーー 歌への影響はありますか。
「はい、特にコロナ下においてはマスクを付けながら、アクリルシートで区切られたスペースで前を見ながら走っていたんです。マスクをしながら有酸素運動をしていますし、体力がつき肺活量も増えたと思います。今もたまにマスクを付けながら走っています」
ーー 休業中も走っていたんですか。
「走ってきました。27、8歳の時、ダイエットを目的にスポーツクラブに入会しました。最初は今より10キロほど太っていましたから、今のように走ることは出来ませんでした。歩いたり早歩きをして、しばらくして10キロほど走るようになりました。今はこの歳ですから半分に減らしていますが」
ーー パワーを付けて、これからも歌の世界で頑張っていただきたいと思います。
「はい、健康に気をつけて行きたいと思います」
ーー 有難うございました。
(Music news jp 曽崎重之)
動画インタビュー
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